あっという間に4月が終わりになる。来月はもう5月でなんだか時計の秒針が音を立てて、カチカチとどんどん進んでいっているという気分になる。お〜い、待ってくれぇ〜と叫びたい。あれもやりたい、これもやりたい、あれをどうにかしなくてはならない、これは決めなくちゃならないと次から次にやらなくてはならないことがつながっているという気分だ。
だけれども、そんなことをやらないと社会での存在が完璧でなかったりするものだから、えぇ〜い、もう良いからこんな事は放り出してしまおう!という人が出てきてもおかしくないと思う。あの人がこんな言葉を口にしていたから謝っておいた方が良いとか、あの人が心配してくれていたから報告しておいた方が良いとか、あれの届けを早いうちにしておかないと、やらなきゃいけないことをやっていなかったことになるとか、何も悪いことをしているわけではないので、何もしなくても良いかと思うと、ところがぎっちょん、世の中そんなに甘くはないのだ。
そんなの知らないよぉ〜!とか、うそぶいて暮らしたら楽かも知れないんだけれど、そうなるとこの世の中から忘れ去られてしまっていたりすることになるんだろうなぁ。
だから山頭火なんかに憧れたり、映画「Into the Wild」を見たりするんだろうか。そんなこといったって、したってどうせ何もそうすることはないんだろうに。