ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

衆議院予算委員会

15:43 開会。委員長は冒頭から「質疑は終了いたしました」と宣言し、公明党が締めくくり質問に立つ。公明党という政党の欺瞞をまざまざと見せている。

 自民党公明党霞ヶ関お手盛り補正予算衆議院予算委員会強行採決に踏み切る。公明党という政党は不思議な政党だ。

1543 衛藤征士郎予算委員長が委員会の開会を宣言する。
 公明党の質疑に立った富田が「時間がもうないのですが」といいながら質問をしている。理事の枝野が委員長席に詰め寄って言っているように与党だって時間がないといっている。しかし与党理事は野党理事に対応しないで無視。
不思議なことに衆議院のテレビ中継はどんどん音量を下げる。しまいには画面が映っているものの音量を切ってしまう。国民にはなにも聞こえない。議事を止めているわけでもないのに音だけ切られてしまう。

 こんな時速記はどうなっているのか。この議事の議事録がアップされるのにはどれくらい時間がかかるのだろう。
NHKは5つもあるチャンネルのどれも使わず、これを中継ししていない。

 野党理事が与党理事を委員長席に呼ぶが誰もこれに対応しない。しないはずだ。このまま押し切るつもりだからだ。

 この間麻生は与謝野となにやらボソボソ話し続けている。

1613 突然音が入り委員長が「既に締めくくり質疑に入っております」といって、また音が切られる。それからは衛藤委員長は野党に目を配らず。

 麻生はほくそ笑む。

1615 「既に締めくくり質疑に入っておりまして、与党の質疑は終了いたしました、現在は野党の質疑時間に入っております」と発言。どうやら音声の切り替えは衛藤委員長がやっているようだ。速記者は予定通りの時間で交替。

1616 委員長「締めくくり質疑であります」民主党・川口は「一般質疑だ」と宣言して質問を始める。「なぜ地デジテレビの普及加速等のために買うといっている補正予算が入っているのか。どう考えるんだ!」「締めくくり質疑に入れる環境ではない。天下り資金を含む補正予算の採決には入れる状況ではない。退席する!」と宣言。与党委員席からは「早く退席しろ!」というヤジが飛ぶ。

1619 また衛藤委員長は音を切る。

1620 委員長が「民主党の締めくくり質疑を終わりました」と宣言。「野党の質疑時間の間、恐縮ですが、待機をお願いします」と発言して音声を切る。それでも速記者は淡々と交替を繰り返す。

1622 衛藤委員長は満足そうに水を飲む。

1626 委員長が手招きをして伊藤ハム介を呼ぶ。その間麻生は後ろを向いて誰かにしきりに話しかける。そこへ河村が加わる。委員会室は井戸端会議場と化す。速記者はなにも手を動かさずに座っているが淡々と交替。こんな時筆記用紙にはなんと書かれるのだろうか。

1633 女性職員が委員長席横に水を用意する。

1636 中曽根外務大臣が水をのみにやってくる。

1637 職員ひとりが委員長席横にやってきてしきりにぺこぺこしながら委員長から一枚の紙を受け取って出ていく。

私のネット環境のせいか、この画面はしきりにフリーズしだす。

(麻生のスーツの仕立ての良さはこんな画面でも良くわかる。さぞかし腕のたつ職人に相違ない。)

 衛藤委員長はしきりに手許になにやらメモをし続けている。

1654 私のモニターの画面が切れる。慌てて再接続する。

1655 麻生が野党席の方を指さしながら笑って席を立って与党席に座った様子。明らかに雑談。固定カメラの枠から消える。

1700 衛藤が携帯電話に出る。口を覆ってなにかを話している。委員会中である。今度は自分から誰かにかけて話す。

1702 麻生席に戻る。

1704 気がつくと麻生はまた席を離れている。

1706 麻生席に戻る

1713 与謝野がふらふらと立って席を外す。彼の席はカメラの枠から外れているので帰ってきたのかどうか見極められない。そのあとも彼はいったり来たりする。麻生は老眼鏡を掛けてなにかをしきりに読んでいる。

1715 女性が委員長席の水を取り替える。

1723 画面切り替わる。委員長水を飲む。フラッシュたかれる。「これにて民主党無所属クラブ、社会民主党国民新党新党大地の質疑の時間は終わりました。」
 共産党塩川鉄也が質問に立つ。「地方自治体の役割について質問」
鳩山総務相「地方交付金、1兆円、プラスの1兆円が自治体に配られていく。重点的に雇用、安全、安心に使って欲しい。」
塩川「これまで国はなにをやって来たのかという問題だ。合併を推進した総務大臣は麻生総理。その結果良いものを壊してきたのではないのか」
麻生「これをスタートしたのは平成11年。今1711自治体になりました。僕はこれは町村における財政基盤が充実を図られたと思っている。組織の専門化が図られた。職員の適切配置ができた。中長期的には職員の適性配置ができるようになった。合併できなかった市町村もあるし、県境をまたいだ合併もあった。地域によっていろいろあって差がある。29次になる地方整備委員会で審議を戴いている。身近な行政は市町村ですから、そのレベルの自治体が木賃とされているかどうか、をきちんと合併推進していかなくてはならないと思っている」
塩川「良い面、財政基盤の強化といわれた。全国町村会の調査がある。プラス効果:財政支出の削減とある。支出が減ったことはあるが良いことと見るのは疑問だとある。従来のサービスを圧縮した犠牲にした削減ではないかとされている。役場が遠くなる、地域の活力をそいでいることにならないか。報告書はこれを報じている。五点を指摘。行政に守られているという安心感が消えた。等々。」
鳩山総務相「合併を否定しているわけではない。行政基盤が強化される。大体この程度でよいのではないのか。和辻哲郎の地域による風土を大事にしなければならないし、わが国独特のゲマインシャフトがある。これを無理したら、これからも合併したいところはすれば良いけれど、もっと別の方法を考えたら良いところもある。いろいろな選択肢のある方法を考えたらよいかと。できるだけデメリットが出ない方法を考えていこうと思っている。」
「今までの現状、こうなってきた過去の合併の総括を聴いている。このデメリットを生み出したのは誰か。合併特例債等財政特例措置で将来に禍根を残す。現場の町村から厳しい報告がある。合併しなかった町村は身の丈にあった運営ができるというような展望ができるとされている。国の方針が壊してきた良いものを壊したのではないのか」
麻生「一点非の打ち所がないとはいっていない。県が減ってここまで来たのと同じように、少なくともし、町が自立してやっていこうとする首長が出てきたのは喜ばしい。地方分権は大きく進んだと思っている。交付税等は減らしすぎではないかという声やもっとできるはずだったのにという声も出ていることは知っている。今般の補正でも1兆円、経済危機対策等で地方が自分でできるための予算をつけている。一部だけを取り上げるとそうかも知れないけれど、うまくいっているところもある」
塩川「平成の大合併は失政だ・三位一体改革による住民サービスの後退をも加速した。失敗だったのではないのか。」
鳩山「失敗だったとはおもわない。光と影の部分があった。影の部分を麻生政権が取り返した。
塩川「鳩山さんは委員会で失敗したと認めたでしょ?」
与謝野「地方団体の首長の要求を最大限に受け入れたものだ」
麻生「私がずっと三位一体に取り組んだ、地方六団体からのご意見を尊重してやらしていただいた。如何にも自民党が押しつけたかの如きは違います。」
塩川「じゃ、なんで地方から異論が出るんですか。その場しのぎでやって来たことだ。三位一体改革社会保障サービスの交替、国がやってきたことですよ。今回の補正予算案の中を見ても、国から山ほど仕事が来る。金も相変わらず、そのまま押しつけているじゃないですか。借金についても地方に痛みを押しつけることになりかねない。」
衛藤委員長「これをもちまして締めくくり質疑は終了、終局しました。これより討論に入ります。」
自民党・佐田が演説。
公明党・江田 原稿を読み始めて、「もとい!」読み直す。馬鹿な論理をよく考えた。「いたずらに時間を浪費することなく一日も早く成立するように」と彼は最後にいって。いいかげんなものでよいといっているわけだ。
日本共産党は政府与党を追求。大企業への応援策は直ちに改めろと主張。一時的な政策を撤回しろ。巨額の借金の付けを消費税大増税によって回収しようとしている。断じて容認できず。
1757 「これより採決に入ります。起立多数。よって補正予算三案は原案通り可決すべきものと決しました。」
 これから本会議だろうか。
(ライブからそのまま書き取ったため、大分省略され、間違いがある可能性を多く含んでいるがその点は斟酌されたい。)