昔話

　40年前のインカレ・サークルでお世話になった方に呑ませていただく。昔の話というのは不思議なもので、覚えていることをひとりで回想していると日頃の記憶だけで完結してしまうのだけれど、ふたりとなるとあちらの話に触発されて日頃想い出しもしなかったことを次々に想い出すという不思議なことが起きるものだ。そもそもの繋がりがどこにあったのかも今や知り得なかったような事実から繋がってくる。やっぱり日頃しょっちゅう出会う仲間で話をしているだけではだめで、滅多に出会わぬ人と呑みながら語るのはなかなか面白い。そういえば昨日であった人が40年前の私の同級生の話を出してきて、顔を思い浮かべた。やっぱり会いに行くかなぁ。