あんまりよく知られていないことかも知れないけれど、献血には献血者の条件がある。
成分献血(体重が男性45Kg以上・女性40Kg以上)
全血献血
- 200ml献血:16-69歳(ただし、65歳以上の献血については、献血される方の健康を考え、60歳〜64歳の間に献血経験がある方に限る。体重が男性45Kg以上・女性40Kg以上)
- 400ml献血:18-69歳(ただし、65歳以上の献血については、献血される方の健康を考え、60歳〜64歳の間に献血経験がある方に限る。体重が男女とも50kg以上)
持病を持つ人は献血者に問題が発生する可能性もあり事前問診は重要だというからどんどん必要とする血液の量を満たすだけの供給者が慢性的に足りない。今の若い人たちはピアスをしていたり、彫り物をしていたりするものだから余計に問題が多い。
私はもう既に年齢的にダメなんだろうと思っていたけれど、そっちはまだ大丈夫なんだと知る。ところがなんで一時期を境に献血を諦めていたんだったかなぁと考えてみると、それは「英国に昭和55年(1980年)から平成8年(1996年)までに1日(1泊)以上の滞在歴のある方」という条件に該当してしまうのだ。それは1980年2月に米国からコペンハーゲンに向かう途中でロンドンに二泊、6月に赴任地であったアフリカの某国から帰国途中にロンドンで二泊したというものだ。これはBSEを警戒してのものなのだろうから、善意から献血してそれが輸血されたときに、大変なことになるから遠慮してくれ、ということであるんだろう。
なにか、政策的に根本的な問題を考えなくて、このままで大丈夫なのだろうか。