ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

OTTAVA con brio

 これって、一体何? ちょっと前から気になっていたんだけれど、TBSラジオの午前3時から聴取者(一体いつからリスナーなんて英語でいうようになったんだろう)からのメール・リクエストを読みながらクラッシックの音楽をばぁ〜んとかける番組をやっている。
 時あたかも3時台というのはNHKラジオ深夜便は「にっぽんの歌こころの歌」という時間枠で、昨日の葛西聖司は「谷村新司」だった。この日なんかは2時台が60年代の英国音楽でDave Calrk FiveやらYardbirdsやらThe Animals(ジ・アニマルズと「ジ」を強調するのは不自然だってば)やらだった延長線上からするとちょっとかったるいし、私たちよりもっと上の聴取者にしてみるとこの日の放送はつまんなかっただろうと思う。
 私の年齢層にあわせていたのかも知れないけれど、私は谷村新司が嫌で、ラジオを動かしていたら突然行進曲の「旧友」がかかっていて止まった。なにしろこの曲のユーフォニウムの流れるような裏メロディーが大好きなのだ。Bメロディーのまとめ方の旨さなんて、ドイツ人はこうした知らず知らずのうちに高揚感を高めるというやり方に長けている。あ、話はそっちではなくて、このラジオ番組なんだ。
 とても巧いところになかなか聴きやすいクラッシック番組なんである。私のようなクラッシックの「ク」の字もわからない奴であっても、ここで聴いているとなかなか面白い曲を聴かせてもらえて良い案配なんである。番組のホームページから覗くとこの番組はインターネットラジオなんである。その一部をTBSで流している、という格好か。いよいよ日本のラジオも面白く動いているのかも知れない。その上、ネット上で聴くとこのステーションはさすがにクラッシックを全編流そうというわけだから音質も良い。iTunesのラジオで聴くよりも数段上だ。次に所望するのはこの類で、リクエストに応えて24時間放送するジャズ・ステーションだな。誰かやらないかなぁ。自分でやっても良いけれど、音源が全然ない。キャスターとしては必ず菊地成孔に入って貰いたいね。
 全国の小さなFMラジオ局もサイマル・ラジオ(こちら)というサイトを観るとここからライブで聴くことができるようになっている。ようやくこういう時代が来た、ということかも知れないね。一昨年居住者である友人に録音して送って貰ったFM軽井沢だって自主制作番組に限ってだけれども、ネット上で聴くことができるようになった。iTunesはなにをやっているんだろうか。こういうステーションを網羅しないとまずいんじゃないの?