どうやら新しく自民党の総裁になった谷垣が石波と一緒に八ッ場ダムの現場に金曜日に出かけて大沢正明群馬県知事や地元関係者と意見交換するらしいと時事通信が報じている。ここで野党第一党の自民党が現地の自治体の首長とどんな話をどんなヴィジョンを持ってするのか、というのは(民主党に取ってではなく)自民党にとって大変大きな試金石になるような気がする。
もう既に公明党はかつての国土交通大臣を先頭に現場に行って現場自治体の火に油を注いできた。今度はひょっとしたら現場首長諸先生方は谷垣の手を握って泣き伏すかも知れない。「話が違うじゃないですか!?」
この総裁もあと一年の寿命なんだろうか。
産経新聞は地元をあおる。
前原誠司国土交通相が、八ツ場ダム(群馬県長野原町)の本体工事費を平成22年度予算の概算要求に盛り込まない考えを表明した29日、群馬県の大沢正明知事は「極めて遺憾」とコメントし、国との対決姿勢を維持。一方で、地元住民の間には、話し合いも行われないままに中止への流れが進む現状に、危機感と疎外感が広がった。(msn産経ニュース 2009.9.30 02:12)
話し合いを提示したけれど、それを無視した人たちがいたことには触れていない。