日本航空の国内151路線のうち約9割が、今年4~7月の平均搭乗率で採算割れの状態にあることが、6日わかった。(2009年10月7日03時06分 読売新聞)
それでなくても人件費がなかなか下がっていないだけじゃなくて、こんな経営状態じゃいくら金があっても足りるわけはない。これは民間企業の経営じゃなくて国営企業がどうしても必要だから飛ばすしかない部分だったらわかる。この中には静岡富士山空港のフライトだって入っているわけだから余計納得ができないと云われる。
この記事によると「伊丹—旭川、伊丹—松本、札幌—秋田など7路線は40%を下回った」というのだけれどさもありなんという印象の航路ばかりだ。
離島航路は残す必要があるだろうけれど、路線の見直し、地方空港の存在意義の見直しはどうしても必要だろう。知事がその職を賭してまで開港しなくてはならなかったなんて空港は一体何のために造ったんだろうというところはしっかりと追い詰めなくてはならないと思う。
今までの私だったら、あぁ、やられちゃったんだ、官僚と土建屋と政治家のやりたい放題でこれは止められないものなんだとまたぞろあきらめ気分でいただろう。しかし、永年にわたる積年の弊を見直すことのできるチャンスが今ここできているんだから、その動きを支持していきたい。