ほぼ足りてまだ欲 その先

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謝る

 時の内閣総理大臣が記者会見で謝るのを私が見たのは多分鳩山由紀夫が初めてである。これまでの歴代総理大臣は詫びたり謝ったりするのは沽券にかかわると思っていたんだろう。依怙贔屓かも知れないが、それだけでもこれまでとは違っているとは思う。とにかく今ここでこの政権を見放したら、ここから先、この国はどうなるというのだろうか。共産党が政権をとる気があるとはとても思えないしなぁ。
 しかし、独立行政法人に嘱託という形での隠れ天下りがこれだけいることを指摘し、これを改革するという政権がこれまでにいただろうか。「自民党をぶっ壊す」といった奴はいるけれど、美味しい目を見続けるその既得権益のアンフェアネスを指摘した政権が存在することの意味は貴重だ。これがそのまま半世紀続いたらきっとまた自・公連立政権と同じことになるのかも知れないけれど。
 公明党が宗教組織を背景にした政治団体でありながら既得権益を死守しようとする政党と繋がってここまでやってきたのは、自分たちの権益を守る体制を構築するためだったのだろうけれど、この場に及んでもそのパートナーは自民党だと思っているのだろうか。一体何が決め手なのだろうか。