ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

そっちじゃなくて、こっちだ

 twitterで誰かが書いていたのを読んで、あぁ、私がいいたかったのはこれだと思ったので、書き留めておく。
 鳩山由紀夫内閣は今や内閣支持率が3割を切っていて、どうするんだ、さぁ辞めろとマスコミが書き立てる。で、彼等がいっている内閣支持率の低下要因の最大なものは、5月までに決められるのか、いやもうだめだろうといっている普天間基地の移転先問題だという。これが鳩山由紀夫内閣の致命傷になるんだとあっちもこっちも言い立てている。
 まるで普天間基地の移転問題は民主党を中核とする連立政権の問題であって、日本国民全体が深く首を突っ込まなくてはならない問題ではないかの如きニュアンスを感じてしまう。そもそも日本に戦後60年を遙かに超えて米軍の基地がこれだけなくてはならない理由はなんなのか、それがなかったらこの国は滅びてしまうとでもいうのか、これまでの60年以上にわたって日本が戦争に巻き込まれることなくやってこられたことに対して感謝を示すために米国のやりたいように、お金と土地と国民の命を提供するべきなのか、どうしても最低限どこかに海兵隊を駐屯させなくてはならないのだとしたら、その理由は何で、一体全体どこだったらいいのか、という議論をしていない。
 さあ、どうするんだ、決断力なんか持ってねぇじゃねぇか、あいつがいうこととこいつがいうことがこんなに違うじゃないかと鵜の目鷹の目にしている、そんな高みの見物報道に釈然としないものを感じていたんだった。
 さぁ、それではお引き取り戴けるというんであれば、それなりの費用を負担したって良いと思う。だけれども、別段お引き取り下さるわけでもなくて、一部を動かすために莫大な費用を掛けるだけなんだったら、それは既得権益だろうと疑われても仕方がない。
 もうお引き取り戴きたい。多分米国はこれだけの基地を一気に日本に返還すると、余剰人員が出てしまう、これまでに既に行き先が決まっていた予算が宙に浮く、軍需産業がもくろんでいた売り上げがチャラになる、という問題が出るんだろうなぁ。問題はそこじゃないのか。そこを日本のマスコミが語らなくて良いのか。