小沢一郎に対する検察審査会の判断を引き出したニュースは昨日から今朝のテレビでは大きく報じられていて、「市民の決断下る」というニュアンス。はっきりいって今まで検察審査会が機能したのを聞いたのは、例の明石の事件が始めてだった。その次が先日のJR福知山線事故。今回は審査会メンバー全員の一致だったという。
私が聞いたすべてのニュースの中でこの審査会が始まったきっかけとなった市民グループについてこれを報じたものは絶無。なぜだ。
続いて各局が報じているのは、あのわがまま娘の「離婚したいもんね」報道だ。好きにすればいい話ではあるけれど、こんな奴のためにエネルギーをこんなに費やすなよ。
そんな時間があるんだったら、最高刑が死刑となる可能性のある事件の時効を全廃したことによって行政はどの様な変化を強いられることになるのか、どの様な準備が必要となるのか、そのためには捜査の可視化が如何に必要となるのかの分析にエネルギーを費やしたらどうなんだろうか。
今朝のテレビで勉強になったのはテレビ朝日で大谷昭宏が披瀝した、甲山事件が検察審査会による起訴だったということだ。あの事件で被疑者とされた女性が嫌疑を晴らすのに要した時間はなんと25年間。