いやぁ、あきれ果てた。ここまでいい加減だとは思わなかった。私は自公政権から民主党を中心とした連合政権に交代して、やれやれ、これで私たちの国は本当の民主主義政治というものをようやく実現できることになるのだと、諸手を挙げて歓迎した。昨年の衆議院選挙では民主党が勝つだろう事は十分に予想がついたから民主党候補には投票しなかったけれど。
マッカーサーが日本はまだ民主主義を理解できていない、12歳程度の国家(ここの部分は相当に誤解して伝えられているようだけれど)なんだから長い眼で見てくれといっていたのが、ようやく花が咲いたんだと嬉しかった。
それだのに、今の彼等がやっていることといったら、あの選挙の頃にいっていたことをことごとく踏み倒そうとしている。今あの頃のことをそのまま実行しているのは国土交通大臣の馬淵だけだろう。
なんと企業・各種団体からの献金について、貰う用意があるからどんどんして頂戴ねと宣言するとは思わなかった。もちろん金がかかるのだろうけれど、だからといって、背に腹は代えられないといってこんなことまで言い出すとは思わなかった。これじゃ、自民党とどこも変わらないじゃないか。この豹変振りについては自民党は糾弾する資格なんてゼロだからいえるわけはない。となると他の政党は委員会での質問に立ってもどうせ大した時間を持っているわけがないからかわすことは容易だろう。この分では、彼等は仕分けもここから先は難しいとか何とかいって、特別会計に手をつけたように見せて大したこともしないで終わる可能性もあるかもしれない。
しかし、市民は黙っちゃいない。
折角、折角!やりたい放題、言いたい放題の自民党と公明党から政権を取り上げてみたら、なんとそれを持っていった奴も同じだったというのだからこの絶望は深い。