ほぼ足りてまだ欲 その先

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恵比寿ガーデンシネマ

 twitterで知った情報。恵比寿ガーデンプレイスにある映画館、恵比寿ガーデンシネマが来月29日をもって休館するとHPに書いてある。休館するって雑誌じゃないんだから、これって閉館と同意義なんじゃないだろうか。小さい小屋で1は232席、2が116席だけれど、今となっては小さい方に入らない。小さい映画小屋は今はあちこちにある。
 この映画館は事前に整理券を買って、その順番に中に入り、好きなところに座るという定員制。今となっては殆どの映画館が指定制で、もうネットでも切符を買うことができるようになっているという点からいうと先進でもない。なにしろもし掛かっている映画が混んでいるようだったら、朝一番にいって2回目、3回目の上映会の整理券を買わなきゃならないからだ。尤も私の経験からいったらガーデンプレイスでご飯でも食べようかと思って、あるいは都立写真美術館でも覗いてこようと思ってくるくらいでどうにかなっていた。
 ここは1994年10月のガーデンプレイスのオープンと同時にヘラルドが造った映画館だという。今はヘラルドが角川に吸収されたので、先日「レオニー」を観に行った角川新宿シネマと同じ経営になっている。確かMichael Mooreの「Bowling for Columbine」を見に来た記憶があるが、初めてこの映画館に入ったのはあれではないだろうと思うけれど、確かなことは思い出せない。やれやれだよ。
 あの映画の時は満員で次の回との入れ換えの時には入り口がごった返していた。同じMichaelという名前を持つ某大学にいた英語教師とばったり逢った。瞬時に名前を思い出せず、彼の苗字を「Pronco!」と怒鳴った。悪いことをした。
 結構この映画館は気に入っていたと云って良いと思うのだけれど、数えるほどしか入っていないかもなぁ。面倒だったのは飲み物を場内に持ちこむなというところだけだったような記憶だ。しかし、家から遠すぎる。間には銀座も日比谷も六本木もあるんだもの。
 最後がウディ・アレンの監督・脚本の「人生万歳!(原題:Whatever Works)」だというのもこの映画館らしくて良いのではないだろうか。連れあいはウディ・アレンが好きじゃないというから一人で観に行こう。最後にここに来たのはどうやら昨年の9月のことらしくて、観たのは「Cadillac Records」のようだけれど、そのあとに行ってないかなぁ。