ほぼ足りてまだ欲 その先

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思想の科学

 母校の図書館が廃棄にした「思想の科学」合本を何冊か入手してあって、それをゆっくり読もうと思っているんだけれど、何しろ活字が小さい。そういえば、多くの書籍が昔のものは活字のポイントが小さい。新聞だって、小学生の頃読んでいた新聞に比べれば、今のほうが断然ポイントが大きい。昔も今も年寄りは老眼鏡をかけて新聞や本を読む。なのになんで今のほうがポイントが大きいのだろう。断然高齢者の人数が今のほうが多いので需要があるということなのか。いや、老眼鏡なんて今だって昔だって50歳くらいになったらみんなかけただろうからそれはあんまり意味がないんじゃないか、とも思うんだけれどなぁ。


 今更ながら訃報を聞いたので、ジミー・カーター回顧録を、隣の区の図書館から借り出してみた。なんと、全編に亙って薄い水色のマーカーで傍線が引かれていた。甚だがっかりした。どういう意識でこんなことをするんだろうか。なんの足しになると思ってやるんだろうか。自分の蔵書であれば、後で取り出して、自分が引用するときなんかに使えるんだろうが、それも図書館の本じゃそんな役にも立てない。ひょっとするとあとから読む人のためにここが重要なんで他はどうでもいいからここだけ飛ばして読みなさいとでも示唆しているんだと思い込んでいるんだろうか。とっちめてやりたい。ま、たしかに古い本ではございます。1982年刊。