ほぼ足りてまだ欲 その先

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映画「Whatever Works (邦題:人生万歳)」


 ウッディ・アレンの40作目だというんだけれど、これが実にウッディ・アレンなんであるが、Larry Davidという主演の役者が相当にウッディ・アレンに似ている役者で面白い。鼻に掛かった声でないところがはなはだよろしい。
 登場人物についてはこの予告編をご覧になると概ねわかるからそれで良いだろう。まぁ、とにかくシニカルさにかけてはウッディ・アレンなんだから推して知るべしだよ。月曜日の雨模様の朝一番の恵比寿の映画館なんか、がらがらに決まっていると、どうしようか、やめようかと思いながら到着してみるとそうでない。爺さん婆さんが結構詰めかけているのである。殆どの人が「シニア」で買う客ばかりで、あの国際的に見てもとんでもなく高い正規の大人料金を払っている人は数えるほどである。
 それでなのかなんなのか知らないけれど、この前も書いたように、恵比寿ガーデンシネマはこの作品でお仕舞いなんである。その告知がありそうだから写真に撮ろうかと思ってカメラを取り出すと、なんということか電池が入っていないのである。そういえば昨日の夜、バッテリーをチャージしたのだった。これだから普遍的な単三乾電池仕様になっていないのは不便なのである。FUJIFILMのデジカメはそんな単三乾電池仕様になっているものがまだある。これだと重たくなるけれど、充電式のバッテリーを使えば便利なのである。しかし、次に狙っているものもCanonだからやっぱり専用バッテリーなんである。
 ウッディ・アレンといえばもちろんNew Yorkであって、南部をバカにしくさるというあたりはいつも通り。その上、なんだかんだいってもペーソス漂っちゃうのもいつもの通りであるが、最後がほんのちょびっと、まぁまぁだったりする訳だ。
 概ね声を出して笑っているのは男ばかりで、こんなことをいっちゃなんだけれど、ウッディ・アレンは女性、それも日本の女性にはあんまり賛同を得られないんじゃないかと思うんである。どうだろうか。多分中にはウッディ・アレンに「セクハラだ!」とねじ込む奴まで現れるかもしれないぞ。ま、取り敢えずうちの連れ合いはウッディ・アレンを好いておらないので、これは一人で見に行ったなり。