NBAのPortland Trail BlazersにPatrick Millsというガードがいる。今シーズンから本格的にベンチに入っていて最近の3試合には出場している。といっても3試合あわせても20分ほどしかコートには出ていない。彼の名前を初めて聴いたのは2009年のドラフトだが、昨年のシーズンには全く名前を聞かなかった。
オージーのNBA選手というのは以前にもいた。多分最初の選手は1991年にMinnesota Timberwolvesに加わったLuc Longleyの様だけれど、私には全く記憶にない。彼は2000-2001シーズンにNew York NicksでのプレイでNBAから引退している。多分記憶に残っているのはAndrew Gazeだ。98-99の1シーズンだけスパーズでプレイしたのだと思っていたけれど、記録を捜すと93-94シーズンにWashingtonでプレイをしたことがあったのだそうだ。多分Gazeは豪州では知らない人はいないだろう。この私ですら彼の写真を見たら、あぁ、この人か、と思うほどだ。
今のNBAにはNew Orleans HornetsにDavid Andersenという30歳のプレイヤーがいるけれど彼は08-09シーズンまで欧州でプレイしていた選手で、今年7月にTrontoにドラフトされたものの、11月にNew Orleansへ動いた。デンマークと豪州の二重国籍を持っている。
もう一人はMilwaukee Bucksで05からプレイしているAndrew Bogutで、両親がクロアティア出身移民と聞くと、なるほどねと思う。オージーがNBAのセンタ−としてプレイしているというのはちょっと意外だったのだけれど、このバックグラウンドを聴くと納得する。
しかし、アボリジニー出身の選手というとSydney出身のNathan JawaiがNBA公式戦でプレイした最初のプレイヤーということになるのだろうか。彼はPatrick Millsに較べるとすでに欧州での実績があり、2009年1月にNBAデビューしている。09-10シーズンPatrick MillsはTrail Blazersと契約したけれどdevelopment leagueのIdahoで主にプレイし、NBAの公式戦にはほんのわずか出場したものの、見るべきものは何も残っていない。
今年はpattick Millsがどこまで活躍できるのか見たいのだけれど、どこもPortlandの試合を中継する勇気を持っているテレビ局なんて日本にはないね。
