1,2年目は通常の大学院と同じく学位論文の研究に専念。3年目は「法律政治」「医薬生命」「芸術」など8分野の「高度必修科目」で幅広い教養を積む。4年目は海外の大学や国際機関に留学、5年目にはインターンシップにも取り組む。現場で経験を積むことで、コミュニケーション能力を高めるのが狙いだ。
教員は京大のほか、企業や官公庁から招く。授業はすべて英語で行う。定員は1学年16〜20人で、京都大の吉田キャンパス周辺に寮を設ける。1人当たり年間約300万円の奨学金を与える(Asahi.com 2010年12月27日18時29分)
ほ、ほぉ〜と思う。思いもよらない企画だ。これだと学部を出て直ぐ入ったとしても出る時は27歳になっていることになる。しかし、この手のシステムで教育を受けるというのは一旦学部から外に出てからある程度の経験を積んでこないとあんまり意味を持たないと思う。必要性、重要性を認識できるかどうかというところも要素として考え得るからだ。そうなると年齢的にどうかという問題もあるだろう。
私はむしろこの手のことを考えるのであったら、学部・院一貫5~6年システムである方が現実的でもあるし、フレキシブルな体制で取り組めるのではないかという気がしないでもない。特に日本語を含めて三言語をマスターしようと考えるのだとしたら余計に若い時から始めたい。
どうも「リベラルアーツ教育」の変形という印象がある。どうせならそっちではないのだろうか。