ふと気がつくと、隣の区の図書館から借り出していた「手塚治虫からの伝言」シリーズの4冊の貸出期間が一昨日で切れていた。それでなくても住民でも仕事をしている地区ではない図書館から借り出しているんだから、申し訳がないと慌てて返しに行く。なんにもいわずに返してしまう。以前に「すみません、昨日で期間を過ぎていました」と弁明したら、若いお兄さんに「それは困ります、次から気をつけてください」と苦言を呈されてしまったからである。
地下鉄に乗って日比谷に出る。ビック・カメラで探しているものがないか、どうかと思ったからである。しかし、文具売り場にもそんなものは売っていなかった。とうとう最後は伊東屋かぁ・・嫌だなぁ、あそこは下りのエスカレーターがないからなぁ、きっとあぁすれば爺婆は上に上がってこないだろう、という読みでそうしたのかも知れないなぁ。今の伊東屋はビルが建て直る前に比べたら、明らかにそうした年齢層を対象には想定していそうにないものなぁ。と思いながら歩き出したところで、あっ、そうだハンズだったらおいてあるかもしれない!と思ってえっちらおっちらエスカレーターで上った。あそこのビルはエレベーターがなかなか来ない。それでもインフルエンザやCOVID-19が蔓延しているこの時期はエスカレーターのほうが危険が少ないだろう。ハンズの6階の文具売り場、その一番奥の角にちんまりと判子を売っていた。ついでに、朱の水彩筆と金色のCOPICを買う。
晴海通りと有楽町のガードの角あたりにビック・イシューを売ろうと準備している人がいたので、声をかけたら、なんと女性の人だった。新しい号をください、といったら、今度から500円になったというので驚いた。昔は380円だったよなぁ。何でもかんでも値が上がるんだから、ビッグ・イシューだって値上げしなくちゃやっていけないわけだよ。
この異常なインフレ状態は明らかに経済政策の失敗だよねぇ。何十人もの国会議員が裏金つくって脱税していた自民党は、ここへ来て一斉に政治倫理審査会へ出席して、「知りませんでした」でお茶を濁し、何人もがいっぺんにそれをやることによって世間の目が届かなくなるのを見越して突っ走ろうとしている。卑怯この上ない。金融庁に出向していた裁判官がインサイド取引をやって、それが露見して懲戒免職になった。まさかその後弁護士資格を取得するんじゃないだろうなという危惧があるが、自民党の奴らがやって来たことはそれに負けない「犯罪」である。彼らには重加算税が課せられるだけでなく、公民権を剥奪するほどの犯罪と認識するべきであって、この上投票するような有権者があってはならない。
もう正月のお飾りを売る小屋が出ている。