ほぼ足りてまだ欲 その先

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どこが絶対安全なのか

 今ここで中国電力の意見を聞きたい。石関になぜ原発を作ろうとするのか。あそこなら地震は来ないのか。あそこなら千年に一度の地震は来ないから良いのか。原子力発電所は絶対に安全なのか。どう安全なのか、説明してみたらよい。
 福島第一原子力発電所ははっきりいってもうダメだ。プラントの中に塩水を注ぎ込む、という発想をした時点で、もう既にこの発電所を放棄すると決めたということであることは論を待たない。しかし、塩水をどんどん注入すると、何が好転するのだろうか。核燃料の温度が低下するのだろうか。どんどん蒸気になって外に出ているのがNHKの画面から見える。ということはそれだけ温度が高いということだ。うちでもやかんをガスにかけていると中の水が蒸気になってシューシュー出てくるのが見えるけれど、それは沸騰していて熱い。あそこに蒸気が見えているということは燃料貯蔵プールからなのか、炉内からなのか知らないけれど、とにかく塩水が蒸気になってでてきているということだ。塩分は中に残っている。どんどん濃い塩水ができる。広瀬隆ニュースの深層で言ったようにバルブの類は締められなくなるだろう。もうどうにもならない。電源を繋げたって今更動かないところは動かない。
 自衛隊のヘリコプターも放射線が強くて4回飛んだだけで終わりだ。機動隊の放水車は放射線が強くて近づけない。ということはそれだけもう異常な状態になっているということであるし、これは11日からもう既にこうなるということが読めていたはずだ。それが読めていなかったのだとしたら、東京電力通産省もすべて、誰も金儲けは知っていてもこの技術が一度暴走したらどうなるかを知らずにここまでやってきたということだ。
 それは騙された私達に責任がある。疑うことを知らないで、ま、ひとりで文句をぶつぶつ言ったって、どうせどうにもなりゃしないさ、でも、多分、自分が死ぬまではそんなことは起きないよ、と放りだしてきた、私達ひとりひとりの責任だ。
 これと同じで築地の魚市場をあんなめちゃくちゃに汚れきった豊洲東京ガス跡に移すという計画も、どう考えてもそんなところに引っ越さなくても良い筈なのに、自分ひとりが反対したって、どうせそうなっちゃうんだろう、しょうがないんだろう、と思っている都民ひとりひとりの責任だ。絶対に許しちゃならないのに、そんなこといったってしょうがないだろうと云っているひとりひとりがそれを推しているということだ。
 ま、それほど心配することはない。今度の福島原発のおかげで、都知事選挙なんて行われることはなさそうだ。
 コンクリートをどんどん注入して固めるしかない。つまり閉じ込めるしかない。でも、もうとても間に合いそうもない。
 いったいどこが「安全」なんだよ。なんで、こうなる時のことがシミュレーションされてないんだよ。無責任だろ。東京電力沖縄電力以外の他の電力会社、電事連、その広告を垂れ流したマスコミ、それを斡旋し続けた電通電事連のコマーシャルの片棒を担いだ弘兼憲史は犯罪者だ。