ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

目処

 両議員総会をなぜ開かなかったのだろうか。代議士会のみで乗り切ったのが成功の要因だったなんて岡田君は総括するのだろうか。彼は幹事長になってからというもの、それまで彼の唯一の長所だったと思っていた「誠意」という言葉の意味を感じられない言動に満ちあふれている。こんな奴だったのか、といってもそれはただ単に私が彼を誤解していただけの話ということになろうか。
 この内閣の本質は誠に残念ながら、野党にいた時に多少とも匂わせていた、「自民党と違って“利権”に縛られない本格的な民主政権」というイメージを遙か彼方において来ちゃった、稚拙政権にしか他ならなかったのが至極残念である。
 これでわかったのは、この国の国政レベルの政治家といわれる人たちはその出自の割には大変に理論的でもないし、思想を抱えていないし、目指す理想を持っていないし、信念の赴くまま真っ直ぐに歩くということのできない人たちだということだ。つまり信頼するわけにはいかない輩の集合体だというだけなんだけれど、これを創り出しているのは私達なわけだ。要するにこの国全体がこうした無意識の意識によって構築されているということなわけだろう。
 多くの人が社民党福島瑞穂共産党を「単純」だとか、世の中をしらないだとか揶揄するけれど、殆どの民主党議員、自民党議員、公明党議員、みんなの党議員なんかに較べたら「正義」のなんたるかを理解していて遙かに理想を掲げている分だけ賞賛するべきだろう。
 こんなことをいっているから簡単に人に騙されて美味しい汁だけ吸われちゃうんだといわれるかも知れないけれど、そうなれるのであれば、人から美味しい汁だけ吸う人間よりは吸われちゃう人間であることを私は喜びたい。
 そしてそうでないならば国政に携わるべきではないと私は思う。
 「不信である」ことを表明する演説をあれだけ口汚く弁を振るうことのできる人間を誰が信頼できるというのか。