ほぼ足りてまだ欲 その先

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高校野球

 日本の野球文化というのはこうして育てられているのかと知ってはいたけれど、今回の光星学院の事件は実にふてぶてしい。なにしろ何人もの現役スタメン選手が自分のブログに何ら悪びれもせずに、居酒屋で酒を呑んで、仲間がバイクの飲酒運転で捉まったとか書いていたり、マネジャーとキスしながらプリクラで写真撮っていたりして、ふてぶてしいっちゃありゃしない。でも、これがある種の高校生達の価値観としては「何が悪いんだ」状況かも知れない。それを見かけた大人達が彼等を(怖いから)知らんぷりをしてきたこともその一因なのだろう。その傾向に気がついたのは20数年前のことだ。大人の目を避けることなくふてぶてしい態度を取る高校生をパブリック空間で見かける様になったのがその頃だった。私達大人の責任は大いにあるだろう。
 一足飛びに大きく飛躍して語ろうとすると、この延長線上に今度の英国の暴動がある様な気がしてしょうがない。日本にも近い将来、そうした状況がやってくるだろう。
 あの学校の野球選手はスタメンは殆ど県外、それも近畿地区からの移入ばかりなのだそうだ。まるで国体だよ。どこが「まるで」なのかといったら、国体も開催県が優勝するために全国から開催県が選手を集めていたことを知らなかったマスコミはいないはずだ。大きな企業では開催県の工場にスポーツ選手を移動させるのが当たり前だった。国民体育大会だなんて表面は繕っていて、現実はその度ごとに選手を集めるだなんて、変な話だ。
 高校生の野球大会も出身地別の県対抗野球大会にしたら?それでも移住するんだろうね。
 野球の専門学校なんてのがなんであるのかと思ったら、高校生まで野球しかしていなかった少年達が行くところを必要としているからだと想像できる。