ほぼ足りてまだ欲 その先

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ガーシュイン

 ガーシュインといったら米国の作曲家、George Gershwinのことだ。そのガーシュインといったら「ラプソディー・イン・ブルー」とか「パリのアメリカ人」といった曲が直ぐに思い浮かぶ。
 「ラプソディー・イン・ブルー」の冒頭のクラリネットを直ぐにそらんじることができる人はたくさんいるに違いない。それくらい名が知られているし、必ずどこかで聞いているだろう。
 彼はジャズのスタンダードにも数々の曲を残していて、「The Man I Love」「But Not For Me」「I Got A Rhythm」「Summer Time」「Swanee」「'S Wonderful」と来ると、思わずへえ〜!と驚く。「Summer Time」はオペラ「Porgy and Bess」の挿入歌だけれど、その「Porgy and Bess」を全編聞いたことがない。今でも上演されるのだろうか。ちょっと探したら米国Tampa BayのThe Straz Center、Carol Morsani Hallで、この1月14-19日に上演されていたのだそうだ。一度、生で聞いて見たいものだ。
 George Gershwinはあれだけの数の作品を残していながら、音楽家として活動を始めたのは遅く、ピアノを弾き始めたのは12歳になってからだという。しかも脳腫瘍でたった38歳で他界してしまった。たかだか20年ほどの間の活動でしかない。何とも想像がつかないではないか。
 あのメロディーや発想からしたら、そんなに昔の人ではないような気がしてしまうけれど、生まれたのはなんと19世紀である。と、いっても1898年の生まれで、亡くなったのは1937年だ。そんなに昔の人だったのかと考え込んでしまう。
 先日ラジオで「ラプソディー・イン・ブルー」がフルでかかった。20分かそこらである。全編実に洒落たメロディーと編曲でできあがっている。今聴いても新しい。