ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

「灯台守」

(詞)勝承夫 (曲)イギリス民謡
こおれる月かげ 空にさえて
真冬の荒波 よする小島(おじま)
思えよ
とうだい まもる人の
とうときやさしき 愛の心

はげしき雨風 北の海に
山なす荒波 たけりくるう
その夜も
とうだい まもる人の
とうとき誠よ 海を照らす

 多分小学校の時に歌った。苦い思い出。私が小学校5年生までいた二つの小学校には合唱部なんてものはなかった。小学校6年になる時に転校した三つ目の小学校では合唱部に音楽の先生がピックアップして声をかけたのではなかったかと思う。私は幼いことから歌うと声が大きかった。良く通るといった方が良いのだろうか。当時はまだそれこそボーイソプラノのような声が出ていたらしい。それで地元の放送局が募集したコンテストに出た。ところが今から考えるともうすでに変声期が始まっていたらしい。それまでなんの問題もなかった高音が本番でものの見事に掠れてしまった。司会のお姉さんが「今日は調子悪かったのかなぁ」といったことは覚えている。そんな小6くらいで調子の良し悪しなんてあるもんじゃなし、実に惨めだったことは覚えている。
 それが生まれて最初の挫折かもしれない。それから先はどんどんバンバン挫折の連続で、人間挫折を知らなくてはいけないというけれど、挫折しすぎると人間は全然顧みなくなって、意味がなくなるのである。
 今でもさすがに声だけはでかいとみんなの顰蹙を買ってきたが、さすがにこの歳になると大声を出すこともなくなるので、どんどん出なくなってくる。