ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

朝ドラ

 NHKの朝の帯ドラマはまったくフォローしていないからどんな展開になっているのか知らないけれど、どうやらあのドラマのおかげで「駆け落ち」が脚光を浴びているだなんてくだらない反応が出ているらしいことは知っている。だいたいtwitterのタイムラインをさらっと一瞥するだけでおおよそのことは察しがつく。
 村岡花子のおかげで赤毛のアンがまた脚光を浴びているものだから、テレビでやたらとカナダの大西洋岸が取り上げられるようになって、今まで知らなかったことも流れてくるようになった。
 そういえばかつて北海道に「カナダ村」のような施設が三セクで造られ、カナダからクラフトの人たちが呼ばれてきて、その中でトーテムポール作りやハンディクラフトを造り、それを見せて買うことができるところだった。しかし、あっという間にバブルがはじけて、閉園に追い込まれた。あの頃外国のコンセプトを持ってきたらどうにかなりそうなことをいって回った人たちがいて、各地でそんなものが造られた。その始まりはやっぱり長崎のオランダ村だったなぁ。
 カナダの東海岸にはニュー・ファウンドランドやらノバスコシアといったあんまり日本では知られていないけれど、美しい景観が残されている地域がある。そんなところをテレビが紹介してくれるだけでも、あの朝のドラマは貢献しているか。
 赤毛のアンははっきりいって女子が好む小説だと理解している。だから恥ずかしいから手にしたことはないと思うのだけれど、一冊くらいはどれかを読んだことがあるはずだ。村岡花子といえばマーク・トウェインの「王子と乞食」も彼女の翻訳だった。もちろん岩波の文庫を手にしたことはないけれど、子どもの頃絵本か子ども向けの本で読んだことがある。乞食は幸せになって良かったかもしれないけれど、王子はなんて馬鹿な奴だ、こんな特権をあたら手放してと奴の軽率さをあざ笑った子どもだったのだけれど、せっかく勉強できるチャンスがあったのに、あたら手放した自分のことにはなんの参考にもならなかったのは残念だった。