ほぼ足りてまだ欲 その先

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王子と乞食

 子どものころ、うちにあった児童書の中に「王子と乞食」みたいな題名の本があった。意図的に、立場を変えてみるという設定だった。どこの国の話か知らないけれど、ま、とりあえず王政があったってことか。で、そこの王子がひとりで乞食とあって交換するってのがしんじられなかったけれど、設定そのものは気を引くものだった。自分に置き換えて見てもし王子だったら、嫌な話だなぁなんて思ったものだ。

 しかし、そんなものは現実に、それも簡単に起きる可能性があると言ってもおかしくない。うまくまぁまぁな人生を送れている人たちは多くおられるはずだけれど、どんなことをきっかけにして、それが物の見事にガラガラと崩れてしまう可能性があるかということは意識しておいたほうがいいかもしれない。こんなことをいうと、わざわざつまらないことをいうなぁということになるけれど、一時的に入った金をあっという間に呑み干して、あとは細々と、ひとりで綱を渡るように暮らす人はどこにでもいくらでもいる。一度足を突っ込んでしまうと、もうどうにもならないと自分で自分を追い込むことになる。

 そうなる前に人生は終わっていたのかもしれない。人生が長くなって、その可能性が増えてきたのかもしれない。それを考えると、やっぱり年金制度をここまで貶めた政権は大きな責任を負わなくてはならないのだけれど、彼らは全く知らん顔をしている。日本人は本当に人が良い。京都市長選の投票率を聞いて驚かないわけにはいかなかった。あんな一対一の戦いだというのに、投票したのはたかだか4割りだったという。日本人は民主主義の意味を知らないのかもしれない。それを教えないようにしているからだろう。バカを絵に描いたようだ。

 

 SUPER BOWLがKC Chiefsの予想通りの勝ちとなって、機嫌も悪い。