つれあいの高校時代の友人から絵はがきが来た。今頃絵はがきというのは珍しい。この人は今でも仕事をしている人で、時としてどっとお休みをとって海外へ旅に出る。某旅行社を教えてくれたのもこの人なのだ。
その絵はがきに映っている木造の古い灯台はどこかで見たことがある。どこで見たのだろうと思ってひっくり返すとカナダのエドワード島の灯台だ。そうそう、赤毛のアンだ。だから、テレビや本で見ていたのだろう。
ところがそこに書かれた文字を見たら、おかしい。なにがというと「10月1日からカナダに・・・」と書いてある。消印を見たらなるほど、昨年の10月10日の消印になっている。それが今届いたわけで、なんと4ヶ月もかかってついたわけだ。一体どういうこと?日本の郵便局だったら考えられない、やっぱりカナダといっても外国の郵便はこういうところがまだダメなんだなぁと思ってよく見ると、なんと彼女が書いた宛先は、全く日本語で書いてあるだけなのだ。私たちだって外から日本に何かを送る時は宛先は日本語で書くけれど、その下に「JAPAN VIA AIR MAIL」と書いて送る。
その「JAPAN」すら、書いてないのだ。一体全体、この葉書、全く日本語でしか書いてない葉書はどこをどう通り、誰の手を煩わせて、わが家に無事到着したというのだろうか?摩訶不思議である。