ほぼ足りてまだ欲 その先

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コピペ

 広島市原爆死没者慰霊式、平和祈念式に臨み、原子爆弾の犠牲となった方々の御霊に対し、謹んで、哀悼の誠を捧げます。今なお被爆の後遺症に苦しんでおられる皆様に、心から、お見舞いを申し上げます。
 69年前の朝、一発の爆弾が、十数万になんなんとする、貴い命を奪いました。7万戸の建物を壊し、一面を、業火と爆風に浚わせ、廃墟と化しました。生き長らえた人々に、病と障害の、また生活上の、言い知れぬ苦難を強いました。
 犠牲と言うべくして、あまりに夥しい犠牲でありました。しかし、戦後の日本を築いた先人たちは、広島に斃れた人々を忘れてはならじと、心に深く刻めばこそ、我々に、平和と、繁栄の、祖国を作り、与えてくれたのです。緑豊かな広島の街路に、私たちは、その最も美しい達成を見出さずにはいられません。
 人類史上唯一の戦争被爆国として、核兵器の惨禍を体験した我が国には、確実に、「核兵器のない世界」を実現していく責務があります。その非道を、後の世に、また世界に、伝え続ける務めがあります。
(以下略)平成二十六年八月六日内閣総理大臣安倍晋三

 広島市原爆死没者慰霊式、平和祈念式に臨み、原子爆弾の犠牲となった方々の御霊に対し、謹んで、哀悼の誠を捧げます。今なお被爆の後遺症に苦しんでおられる皆様に、心から、お見舞いを申し上げます。
 68年前の朝、一発の爆弾が、十数万になんなんとする、貴い命を奪いました。7万戸の建物を壊し、一面を、業火と爆風に浚わせ、廃墟と化しました。生き長らえた人々に、病と障害の、また生活上の、言い知れぬ苦難を強いました。
 犠牲と言うべくして、あまりに夥しい犠牲でありました。しかし、戦後の日本を築いた先人たちは、広島に斃れた人々を忘れてはならじと、心に深く刻めばこそ、我々に、平和と、繁栄の、祖国を作り、与えてくれたのです。蝉しぐれが今もしじまを破る、緑豊かな広島の街路に、私たちは、その最も美しい達成を見出さずにはいられません。
 私たち日本人は、唯一の、戦争被爆国民であります。そのような者として、我々には、確実に、核兵器のない世界を実現していく責務があります。その非道を、後の世に、また世界に、伝え続ける務めがあります。
(以下略) 平成二十五年八月六日 内閣総理大臣安倍晋三

 昨日の広島での安倍晋三の挨拶は実につまらないものだった。中身のないものだった。まるでどこかで聴いたことのあるような通り一遍の出だしだった。と思ったら正に昨年の挨拶のコピペだった。そりゃ確かに、彼がこの場で何か傑出したことをするわけがないとは思うけれど、まさかこんなにおんなじだというのはちょっとふざけた話だ。
 自分では気がつかないのだろう。彼はお世辞にも頭が良い男ではない。こうした演説、挨拶を自分で書いているわけではないだろう。つまり周りのブレインも相当態度の悪い連中で、「去年と一緒ってことで」という態度を誰も上げつらないと思っていることがすでに最低だ。「誠意がない」というのはこういうことを言う。自分の言葉で安倍晋三が語ることができるとは思わないけれど、いくら何でもこれは人々をなめきっている。
 しかし、これだけ各紙にコピペと書かれていながら、平気でそのまま首相官邸のHPに堂々と公開しているっていう神経の図太さというか、鉄面皮というか、居直っているというか、たいした玉だというか、馬鹿というか、阿呆というか。