ほぼ足りてまだ欲 その先

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自画像

 古今東西、画家は肖像画というものを描いて糊口をしのぐという時期があって(あ、今はそんな仕事はほとんどないでしょうが)、素晴らしい肖像画が各地の美術館に残されております。そうしたお金持ちの肖像画はまだしも、売れない画家は自分の絵を描いて腕を磨きました。様々な画家の自画像が残っています。中でもレンブラント爺さんは「ここにもか!?」と思わず口にしてしまうくらいに自画像を描いております。ほぼ、同じような顔を同じような角度から、同じような構図で描いておりますが、時にはフリックコレクションにあるようにかなり大きく描いているものもございます。
 こんな構図を見ると私は大変に気になるのです。彼は一体右利きなのか、あるいは左利きなのか。では、なぜそんなことが気になるのか。だって、右手に筆を持って描く場合、左手を鏡に映して描く時は左手は動かないから良いのですが、右手は動くではないですか。「他の人の手を見せてもらって描けばいいのよ!」・・。
 あ、そうか!