ほぼ足りてまだ欲 その先

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潜水艦

 豪州が「今度の潜水艦はフランスから買うもんね!」と宣言しましたね。自公連立安倍晋三内閣はひっちゃきになって日本から買って頂戴とセールスしていたそうです。
 じゃ、日本の自衛隊が持っている潜水艦というのは一体どこで造っているのかといったら川崎重工三菱重工という軍需産業の二つの会社です。これっきり。他の会社では作っていません。多分、軍事秘密が漏洩するといけないとかいう理由があってこの二つの会社だけになっているのでしょう。しかし、この二つの会社がやっていけるほど、そんなにたくさん潜水艦を自衛隊は持っているの?というと20隻くらいあるんじゃないでしょうか。その全部がこの二つの会社で造ったものです。勿論これだけでこの二つの会社がやっていけるわけはなくて、数ある商品のうちのホンのこれっぱかりのものです。
 国の威信を賭けて安倍晋三が売り込んでいたのですが、戦前のように海軍工廠で建造していたのであればまだしも、今では民間の、それも限られた二社のために政府がぶんぶん旗を振っていたわけでございます。
 つまり、アベノミクスというのは、「そのうち下々にも良いことがあるやもしれぬぞ!」といいながら、献金をしてくれる企業、そして自分の身内が勤める企業(安倍晋三の兄、安倍寛信が三菱重工の役員)の為に尽力をしてきたわけでごぜぇます。これを受託収賄といわずになんとする!てな訳でございます。
 それで、あるやもしれなかった下々への「良いこと」は一向にやってきません。じゃ、大枚を叩いて外国を走り歩き、ガンガン供与しているODAはどうなっちゃっているんでしょうか。
 こんなことをいってはなんですが、税金を遣いまくって、他国に出した供与を使ったプロジェクトを日本企業が受注して潤ったとしても、彼らは内部留保したり、タックス・ヘブンに隠したりするわけですから、下々への「良いこと」なんて出てくるわけがないのです。商売で手に入れた金はその時点で「元税金」なんてラベルは綺麗さっぱり洗い落とされてしまうわけですから、「下々」は指をくわえて、あれよ、あれよとよだれを垂らしているしかないよ、というわけでございます。
 アベノミクス、万歳!
 どうやらマスコミが報じるところに寄ると、今回の潜水艦に関して中国筋が横やりを入れ、これまでの豪州政権の中でも最も中国よりといわれる現政権は中国に忖度してフランスに持っていったといわれているんだそうです。反中マスコミ勢力(別名、自民党機関誌ともいう)というものもあるので、なかなか見えにくいものもありますが。