1938年生まれのカメラマンである。元はといえば朝日新聞のカメラマンで、46歳にして独立。フリーのカメラマンとなる。マスコミ9条の会。
なんで急にこんな人を書いているのかといったら、本棚を見回していたら、彼の文庫本が二冊ドシリと刺さっているのを見つけたからだ。何しろ彼の文庫本は分厚い。あ、や、たまたまうちの本棚に刺さっているのが分厚いだけなんだろうか。
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得意の自炊本にして読んでみようと思っている。自炊するのも大変だ。結局自炊してみたら6分割しないとインプットできなくて、往生した。
読み始めてみると冒頭から奥さんのガンが再発したという話で、こんなに重い話から始まるのだったかと、私は一体この本をちゃんと読んだのか、疑問に思い始めた。確かに、この本を戦場カメラマンと一緒に大事にとってあり、その後も石川文洋の名前を見る度に何かシンパシーをもって見ていたのだから、この二冊は私にある種の感動を与えてくれた本なのだろう。それにしても両方で2000頁を超える本を死ぬまでに読み通せるかどうか自信がない。