私が一年間だけ在籍した大学はちょっとかわった大学でしたけれど、普通の教室に行くと、こんな椅子が置いてあるだけでした。この椅子を普通の学生さんはあんまり気に入っていなかったようですが、私には目から鱗でした。この学校の教室はあんまり大きな教室はなくて、最も大きい教室は階段教室になっていたので、そうではありませんけれど、それ以外の教室は全部この方式。これの便利なところは
- 「じゃ、5人ずつ相手を作ってグループ・ディスカッション!」といわれた時には直ぐさま移動ができること
- ちょっと混んでいる教室でもこれなら融通が利くこと
欠点は
- 机が小さいこと
- 立ったり座ったりがしにくいこと
ま、いろいろあるんですが、最大のメリットは教壇と学生が限りなく近くなることにあります。大きな大学だと教壇がまるで舞台のようになってしまっていて、学生との間に溝があるように感じてしまいます。あの学校の前向きな雰囲気は、あの椅子が作り出しているといっても良かったのかもしれないなぁと今になって思います。