ほぼ足りてまだ欲 その先

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私の履歴書

日本経済新聞に「わたしの履歴書」というもう長いこと続いているコラムがある。ま、日経新聞のことだから主として経済界の重鎮が自分の半生を振り返って綴っているもので、1956年の3月から続いているというんだからもう60年になる。わたしはほとんど読んだことがないというか、そもそも経団連の広報誌というべき日経新聞を読んでいない。
ところがたまたまファッション・デザイナーというのか、高田賢三が今取り上げられているのを知った。もちろん、わたしのようなジジイには彼は全く接点がない。たまさか見た彼のコラムに自分のプレタ・ポルテの店を「ジャングル・ジャップ」と名付けて周囲の顰蹙を買っただけでなく、ニューヨークでは日系人団体のピケを貼られて驚いたのだと書いている。幾ら何でも物事を知らなさすぎる。いくら若気の至りとはいえ、その1970年に彼はもうすでに31歳であり、渡仏してからもすでに5年だ。
ファッション業界だからそんなものはわからなくても良いのだったとしていたんだとしたら、ひっくり返っちまう。そんな時代だったのだろうか。