ほぼ足りてまだ欲 その先

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脅かし

 日本は韓国に10億円出したのに、韓国が慰安婦少女像を片付けないといって日本は駐在大使を召還しましたよねぇ。国と国が合意文書を交わしたんだから、それぞれの国民はその合意文書を忖度して自己規制するのが当たり前だと思っているわけでしょうけれど、そんな理屈がどうして通るっていうんですかねぇ。ここがまったくわからない。
 あの慰安婦少女像が建っているのは別に日本大使館の敷地の中でもないし、領事館の敷地の中でもないわけですから、そこに何があってはいけないと他国が規制できるものですか?と、こういったらつれあいが、公道なんだから、管轄する韓国の役所が公認したって事になるわけで、それは国家の行政機関につながるんだから、この合意に習わなくてはならないのではないのか、という指摘でございました。なるほど、それはあたっているかも知れません。韓国の行政組織、権限がどうなっているのか知りませんけれど。
 では、合意の中に、慰安婦少女像を設置してはならないという項目があったのでしょうかねぇ。あったのであれば韓国政府がそれを履行しないのだからといって指摘するのは正しい行動かも知れません。ポイントはそこにありますね。あの慰安婦少女像を設置しているのはあくまでも民間団体ですからね。
 ちなみに伝え聞くところに寄ると、欧州各地の報道は日本が戦時中の性奴隷としていたい人たちを慰霊するモニュメントに対して日本が大使召還したというニュアンスで伝えられているそうです。国内の価値観だけで、行動するというのは国際外交上からいったら、全くの失策です。それこそ国連脱退のあの時の論理のようです。
 台湾の総統がトランプと連絡を取ってきたことについて習近平中国は躍起になっておりますな。台湾はおらが土地じゃ!国民党は八路軍に負けたんだ!といっております。
 かつては台湾が俄然優位に立っておりました。なにしろアメリカにも日本にも認められていたのは中華人民共和国ではなくて中華民国だったんですからね。技術的にも産業的にも経済的にもまったく(当時の)中共中華民国の後塵を拝しておりました。30年ほど前に初めて中華民国の報道陣が北京にやってきた時に驚いたといっていました。当時の北京といったら、外国人が兌換券で買い物ができる友誼商店が特別な店でした。そこで買えるものといったら、ろくなものがありませんでした。絹のパンツってのが噂でした。安いぞ!って。ところが色がない。とにかく計画経済ですから、売れるものを直ぐさま生産するって訳にいかない。売れるものは売れちゃう。私がいった時はミントグリーンの絹のパンツしきゃありませんでした。そんな色のパンツを買って帰ったら怒られそうです。結局買ったのは灰色の運動靴(2回しきゃ履きませんでした)と豚皮のダレスバッグのようなバッグです。あの店の棚に置いてあった時はまともに見えたのですが、日本に持って帰ってきたら、とても人前で持って歩けるような品物ではありませんでした。
 ところがギッチョン、今や世界の工場を通り越したってんですから。造船所だって、計画的に鋼材が配られないから、むちゃくちゃな分厚い輸入鋼板がストックヤードで腐りに腐っていました。ところが今では韓国、日本の造船業を遙かに凌駕しています。
 もはや習近平中国の前で、台湾は風前の灯火です。中華民国と名乗らせても貰えない。スポーツ大会なんかではCHINESE TAIPEIとか呼ばれちゃってますよ。これじゃまさに「中国・台北」ですから、中国の一部といわされてんです。
 習近平は空母をとうとう動かしましたよ!対馬列島の横を太平洋に出たり入ったり。今にも飛んでって空爆するぞといわんばかり。ドラえもんにでてくるジャイアンそのものです。許しがたい論理です。昔の日本軍のようです。