本日、4月9日はわが娘の誕生日なんだけれど、昨日はお釈迦様の誕生日だったわけです。お釈迦様のお誕生日といえば「花まつり」でございますねぇ。子どもの頃、有り体に申し上げると幼稚園の時(もはや遙か彼方でございます。笑)に甘茶をお釈迦様の頭からかける、ということをしたような気がします。それともわが娘が通っていたお寺さんの幼稚園の行事だったのでしょうか、それとも息子が加わっていたボーイスカウトのお寺さんだったのでしょうか。
そのボーイスカウトではお寺さんが始めた団だったので、仏教行事がちゃんとございまして、この時期は「花まつり」と共に、各隊の入隊式が行われます。私も息子の親としてお手伝いを始めた時にはこの式に参列して、三本の指を立てて「仏と国とに誠を尽くしおきてを守ります。 いつも、他の人々をたすけます。 からだを強くし、心をすこやかに、徳を養います。」と誓ったことを想い出します。この「仏」の部分がキリスト教の団だと「神」になるわけです。確か、ボーイスカウトの団は何かしら宗教に根ざしていないといけないということになっていたような気がします。当時、私はまだクリスチャンになっていませんでしたから、なんの抵抗もなく、他の人たちと一緒に、仏旗に頭を下げ、「だんな〜ん、さらな〜ん、がっちゃぁ〜み〜」と唱えておりましたねぇ。
10年弱の間、この団に奉仕していたのですが、外国勤務になった時に退団し、外国にいた間にクリスチャンになりましたから、帰ってきた時はもう既にこれを唱えることもなくなりましたし、この団にもOBとして公開行事の時に遊びに行くだけになりました。それと共に、当然仏教行事からも遠ざかりました。
まぁ、半分ネタでしょうけれど、今では「はなまつり」がなんの行事か知らない人も少なからずいるようで、その上、今じゃ、お釈迦様が一体誰なのかも知らない人がいるそうです。いや、これはちょっとネタとして作られすぎな気がしないでもありません。だって、かつてはこんなに朱印帳を持ち歩く人もいなかったのに、今じゃ、京都や観光地のお寺さんでご朱印帳をお出しになる方がごく普通になっていますよ!
空海の映画だって公開されるじゃないの!?