生来ケチな私は、ひとりで外出すると、昼飯を立ち食い蕎麦で済ますことがままある。そりゃ当然、同じ蕎麦を食べるにしても、名にし負う蕎麦屋、値段的に千円を超える蕎麦を出す街中の蕎麦屋の方がまともな蕎麦を食べることができるのだけれど、それがわかっていて、立ち食い蕎麦に足が向いてしまう。そんな私が好きだと思っている立ち食いの蕎麦屋。
- そば新 新富町店:こちら。綺麗。中でも大の気に入りは「石臼挽き鴨せいろ」。高い!660円する。これは立ち食い蕎麦としては破格の高値。しかし、旨い!高くてまずかったら怒る。
- 嵯峨谷・神保町店:そっけない。しかし、ここには他の立ち食い蕎麦にはないものがある。それが冷や麦なんである。立ち食い蕎麦屋で冷や麦出すなんて、聞いたことない!ここは初めて風なお客がとても多い。噂を聞いてくるんだろうか。
- よもだそば・日本橋:超有名店。日本橋で知らないサラリーマンはいないだろう。私はここではほぼ毎回、ゴボウ天せいろ。しかし、この店で一番旨いのは多分カレーだ。これは蕎麦屋のカレーじゃない。カレー屋のカレー。間違えちゃダメ。多分蕎麦よりもカレーの店だ。
- そばよし 本店:昔、そばよしは京橋にもあった。その頃は良くよった。中国人のお姉さんがいちいち「ネギ要りますか?」と聞く。「要るに決まってんだろ!」といいたくなるんだけれど、多分ネギきらいな奴がいるんだろうな。あれが煩わしかったんだけれど、さすがにカツ節やがやっているだけあって、汁が旨い。本店は私の通り道からはちょっと遠いので行きにくいけれど、チャンスがあれば行きたい店。
- 富士そば:そこら中にあって、ちょっと歩けば必ず富士そばにあたる。社長の哲学に感動して、できるだけ富士そばに入ろうとしていた時期があるんだけれど、どうしても平均点以上の点数が出ない。
- 立喰い そば ・うどん山吹:弦巻町じゃない方。超有名店。滅多にいけない。何しろバスに乗らないと行けないから。旨い上に嬉しくなるようなメニュー。そして気持ちの良い「いらっしゃぁ〜い!」の声。ウキウキする。