昨年買った宝くじの当たり分をためつすがめつしてみたのだけれど、やっぱり例年通りの結果でしかなかった。しかし、一年間「もしも当たったら」で大層楽しむことができたので、その分は楽しみ代だと云うことだろう。なんてことをいっていたら、テレビのニュースで当たり宝くじの偽物をつくって摘発されたという事件をやっていた。そんなこともしたくなるようなものだからなぁと、愚かな行為だとは思うが、責める気にはならない気分だ。だいたい、買わなきゃ当たらないわけで、宝くじというのは効率の悪い遊びみたいなものなのかも知れない。宝くじが当たったら、どこか暖かいところの温泉旅館に泊まって、美味しきものを食べたいな、という程度だから当たらないのだろうか。岩をも穿つと云うくらいの執念を持って貪欲に希求しないから当たらないのかな。
昨日のニュースで近所に火事があったというのを聞いてはいたのだけれど、どこだかわからないし、関心を払っていなかった。ところがひょいとした拍子にテレビのニュースに写った火事現場が良く知っている人のすぐ横の家だったと知って驚いた。散歩の途中で寄り道をして見に行ったら、裏が大きく空き地になっていた。だいたい空き地ができると、そこが前なんだったか思い出せないものだ。なんだったっけ？と考えていたら「昔は銭湯だよ」という友人がいて、あぁ、そうか、そうだったと声を上げる。当たり前になった風景というのは記憶に残らないんだよねぇ。
美味しいわらび餅を買ってきた。夕方から降るだろうと云われていた雨は、うちのあたりでは午後2時すぎには降り出していた。
