友人から昨日の夜電話があった。近頃家電に変な電話がかかってくるので、受話器を取って黙っていたら「あれ、変だな！」という声があって、それでわかったから「あ、悪い、悪い！」といって出た。うちに電話をくれる人は最初から名乗って下さい、って、逆だな、それ。
なんの電話かと思ったら、義理のおかあさん、つまり旦那のおかあさんが亡くなって二週間経ったという。旦那も半世紀以上の友人なので、良く知っている。おかあさんというのは百歳で、施設に入っていたんだけれど、ずっと息子たちの嫁さん3人で順番に介護をしてきた。だから、なかなか長期間に旅に出るなんてことができなかった。で、近所のお婆さんが98歳で亡くなった時に、長寿銭なるものが葬儀の時に配られたというのだ。紅白の蝶々結びの水引に「長寿銭」と書かれて、中に5円玉が入っていたんだそうで、その時、おかあさんは自分の時は500円玉にしよう！」といっていたんだそうで、その遺言の通り、500円玉を入れて配ったそうだ。
そんな風習は聴いたことがなかったけれど（便利な世の中で）ネットで調べたら一発で出た。「群馬・埼玉など北関東の一部や千葉の一部の地域」と書いてあるが、その友人の地元は埼玉だ。
