ほぼ足りてまだ欲 その先

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訃報

朝早く電話が鳴ったそうだ。寝ていて知らなかった。
8時半頃に連れ合いの声で目が覚めた。
朝早い電話は通常あまり良い知らせではない。
かねて癌と闘ってきた義兄が遂に力尽きて他界したという甥っ子からの電話だ。
二歳違いの義兄というのは、私と一歳違う姉の二人目の旦那で、最初の旦那の弟である。
最初の旦那はかれこれ47年前に、やはり癌で亡くなった。
電話をしてきたのは、その長男だ。
時間の問題だとは聞いていた。

姉が通夜もしないで小さく家族だけで葬式だけをするという。
それで良い、ましてこの時期だから人は集めない方がお互いにとって良い。
あとから何かしたければやれば良いといった。
なんで教えてくれなかったという人に対しても、時期が時期だからといえば済むと。
人数を絞るという意味で、うちからは私一人で良いかと聞いたら、この時期だから来なくて良いと。
云ってあげたい気もするけれど、家族の意思を尊重したい。

うちの墓を拡大解釈して、そこへ入れば良いといっておいた。

時間が迫ってきていることを考えないわけにはいかない。