ほぼ足りてまだ欲 その先

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落語

 ついに落語業界はネット配信に先を争って手をつけ始めている。先月一之輔が鈴本での下席トリの分を全部10日間配信したときは毎日それはそれはビックリするほどの視聴者が集まって楽しんだ。すると、菊之丞が、そして、三三も、誰も彼もが生配信し始めて、面白くなってきた。一之輔は、今日からまた10日間頑張るんだそうだ。若いくせに売れている奴は凄いよねぇ。
 今朝、といってもまだ昨日の夜中に、BS-TBSの「落語研究会」の放送が午前3時からあった。録画してみたら、三三が「五貫裁き」をやる。これ、圓生もやっていたはずだけれど、圓生百席に見当たらない。おかしいなと思ったら、圓生は「一文惜しみ」という名前でやっているのだった。
 「落語研究会」は毎月国立小劇場で収録が行われているんだけれど、ほとんど切符が買えない。メンバーが動かないからだ。いや、もうとっくに諦めている。三三は小三治の弟子で、若いときから目立って雰囲気を持った噺家で、みんなビックリしたんだけれど、なんだか、もっともっと凄い噺家になるかと思ったら、そうでもない。若いときからおっさん顔した奴が、本当に歳をとったらどんなおっさんになるのかと思ったら全然変わらなかった、というのに似ているような気がするけれど、これ、外してッかな?
 そうかと思うと、馬生の弟子の馬治みたいに、二つ目の頃は、なんだかまだまだがさつな落語だなぁと思っていたんだけれど、真打ちになってみたら、あっという間に、実に面白くなってきたなぁとビックリしたような噺家だっている。まことに人様々なので、ここら辺が面白いところでもある。