あいうえお順で書き始めちゃったら、自分で自分が縛られちゃって、次の言葉を思いつかなくて、困っている、これを自縄自縛という。
上野広小路まで買い物に出かけたので、ついでに不忍池によったら、若木の河津桜のつぼみがほころんで咲いていた。カメラを構えていると後ろからお爺さんとおぼしき人が〔振り返らないからわからない〕「陽当たりが良いところは良いねぇ」というので、ファインダーを覗きながら「そうですねぇ」と相づちを打った。すると、その横をとても短いプリーツスカートを穿いて、ブロンドのカツラをかぶったお爺さんが煙草を吸いながら歩いて行った。多分あのお爺さんはかつて、公園の脇で2-3人で宴会をやっていた人のひとりだろう。今じゃ、その一角は「宴会禁止」と書かれた札の下がった紐で仕切られてしまった。