ほぼ足りてまだ欲 その先

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「谷根千」87号

 一昨日に手にした「谷根千47号・宮武外骨特集」を読む、というか眺めておったら、休刊まであと7冊という87号が「安田楠雄邸特集」とあったので、早速「古書ほうろう」にメールを出して在庫がありやなしやと問うていた。いっかな返答がなかったので、今日根津へ出たついでに立ち寄ってみた。
 すると「あ、メール貰ってましたね!」というのね。返事くれよぉ。その号はあるんだけれど、いわゆる「版元在庫なし」状態であって、これはもうすでに古本屋商売対象になっているから、新刊値段の525円ではなしに、古書値段の1,100円だってんだね。わからんこともないが、なんだか間尺に合わない気もしないでもない。
 p.4~26までが特集で、ちゃんと鶴見線の「安善駅」の由来も書いてある。初めて見に行ったときに、ボランティアの方に安田善次郎の話を偉そうに喋ったのはこの私。

 根津のまちなかは「千駄木・根津・下町まつり」ってことになっていて、不忍ふれあい館脇の通りがイベント通りになっていて、なんでも武蔵野美大の学生たちのイベント通りになっていた。売っているんだか、ただの展示なんだか、よくわからないのだけれど、学生諸君は見せたいのか、別にどうでも良いのか、いまいち判断がつかなかった。

 そういえば、最近亀戸から上野公園に走る都バスに乗ると、必ずといってよいほど白人の外国人観光客と思しき人が数人乗っている。彼らはどこへなにをしに行くんだろう。一時間に一本しか走っていないバスを利用するというのはどういう観光旅行なんだろう。判然としない。