ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

当然

東京電力福島第1原発事故の避難指示が解除された福島県内9市町村の区域で、実際に住んでいる居住者に65歳以上が占める割合(高齢化率)が45.5%と高い状態(毎日新聞2019年3月12日 東京朝刊)

f:id:nsw2072:20190313033954j:plain:w360:right まぁ、当然だろう。帰りたいなぁと思うのは長いこと住んでいた人たちの方がそう思うんだよということもあるけれど、もう放射能に被曝したってこれから先、長いわけじゃないから、そんなのはかまわんよ、という覚悟もあるってことじゃないのか。若い世代の人たちは幼い子どもを抱えていたりするわけだし、ここから先だってまだまだ数十年かあるわけだし、癌を発症したら、細胞分裂もまだ活発だから、あっという間だろう。
 帰還困難区域を国や東電の事情で開放したって、まだまだ危ないことは誰しも知っている。だって、除染した土だって、フレコンのまんま放り出してあるわけだし、山に降った放射線汚染パーティクルはそのまんまなんだもの。
 マスコミが主張するべきは、こんな状況で、元の場所へ帰れというキャンペーンを貼る国や東電を批判することの筈だ。方向が間違っている。私は怒っている!

無理

 どっかぁ〜んと爆発してしまった福島第一原子力発電所からは風に乗って放射線汚染物質が大量にばらまかれてしまった。あの当時、やれ重い粒子はそんなに飛ばないはずだとか、チェルノブイリみたいにメルトダウンしているわけじゃないから、とかいろいろな噂が飛び交ったけれど、メルトダウンどころか、メルトスルーしていて、核燃料は溶け出し、コンクリートのハウジングなんて溶け落とし、地球の重力に遵って、どんどん溶け落ちていっている。そこへ水を常時かけているわけだから、常時放射能で汚染された水が出ていっている。
 放射能汚染物質は色がついていないから、「そんなの大丈夫だよ!」といっちゃっている奴が平気でいる。あれが赤い色がついていたら、ちゃんと目に見えて良かったのにと本当に思う。そうしたら、原子力発電所から北西方向に向けて辺り一面赤い色が広がっているだろう。それが見えたら、とても除染したからといって「はぁ〜い、大丈夫ですよ、さぁ戻ってきてくださぁい!」なんていえない。何しろまわりの山に降った汚染物質はそのままなんだし、雨で下へ流れたかも知れないけれど、それが川に流れ込んでいる。川の流域のあちこちにそれが滞留しているだろう。川の水は流れて海へ到達するが、海に流れ込んだら、今度は海底に滞留している。そんな想像をしないでいられるのはなぜかといったら、そんな想像をしたら面倒くさいことになるからだ。そんな面倒くさいことに目をつぶっていれば、なにも問題は起きない。
 福島の子どもたちの甲状腺に問題が起きてこないわけがない。だれも安定ヨウ素剤を配布しなかったのだから。なぜしなかったのだろう。なにも起きなかったとしても、万全の対策を取るべきだったのではなかったのか。すべからくそうした思想が欠如してここまで来てしまった。
 非常用発電装置を移動させていたら、というたったこれだけのことであの原発事件は起きなかった可能性がとても高い。しかも、これをしておかなくて良いのかと国会で質問した議員がいた。日本共産党の吉井英勝がこの問題点を質問したが、安倍晋三の回答は「原子炉の冷却ができない事態が生じないように安全の確保に万全を期している」というものだった。万全を期した結果がこれだった。国会で語られる万全というのはこんなものなのである。
 今日のNHKのニュースでは大熊町が新しい役場を建てていて、帰還を促しているというけれど、そのすぐ先は未だに帰還困難区域である。それでなくても、今一度あの地域に大きな揺れが襲ってきた時、万が一ボロボロの施設が倒壊して放射能汚染物質が再び拡散されたらどうするつもりなのだろうか。その時はその時で、また避難すれば良い、という考え方なのだろうか。

オリンピックはやめれば良い。

2020年東京五輪パラリンピック組織委員会が、選手団参加や入場券配分の手続きを行うために各国・地域の国内オリンピック委員会NOC)が必要とするIDなどの電子情報を北朝鮮NOCにだけ提供していない

 共同通信の記事だけれど、これが何を意味するのかがこれだけでは良くわからない。北朝鮮オリンピック選手団を拒否するということなのか。

荷物預かり所

 その昔は盛り場や駅前に行くと「荷物預かり所」と書かれた店があって、当然の如く自転車も預かるからただがらんとした床があいている。それくらい自転車で歩く人が多かったのと、その辺に今のように置いておいたらすぐさま盗まれたんだろう。
 清水の桜橋の静鉄の駅前にも2-3軒そんな家があり、中学一年生の一年間、そこへ自転車を預けて静鉄で学校へ通った。そういう店には必ず映画のポスターが貼ってあって、優待券を扱っていた。朝駅へは坂道をあがらなくてはならず、その代わり帰りは坂道を軽快に下っていった。
 小学校の時に同じクラスだった女子の家の角を曲がって田んぼ際の道を家に向かった。たまにはひょいとそのクラスメイトの女子が顔を出さないかと期待していたが、一度も遭遇することはなかった。あの小学校には6年生の時に一年間在籍しただけで、卒業はしているのだけれど、まったく誰とも連絡は取れていない。
 そういえば小学校4年生の二学期から中学一年生が終わるまで暮らしていた清水での友達には全く縁がない。藝大へ進学したはずの福島くんがいったいどこでの友達だったかも思い出せないのだから仕方がない。大学生だった時に、朝早い時間の山手線の中で、彼が寝ているのを見つけて起こしたのが最後だ。あれからとっくに半世紀が経つ。
 浅草のむかしのフランス座の傍にある、つれあいの友人の家も昔は荷物預かり所だったそうで、映画はただ券で見るものだと思っていたそうだ。

餃子

f:id:nsw2072:20190311013439j:plain:w360:left 昨日の夕食に、餃子を作った。何でもかんでもみじんに刻む。ネギも生姜もキャベツも。練る。肉と混ぜる。大きな皮を買ってきた。モランボンのもっちり皮を探したけれど、あの店にはそれはなかった。20枚入りを買ってきた。大きな皮だからそんな数で充分だろう。キャベツのみじん切りを塩をしてぎゅぎゅっと絞るというやり方を昔はしていたのだけれど、それをしなくても良いんじゃないかと思いだして、近頃はそのまま肉等と一緒に混ぜる。
 包むまでが私の仕事で、焼くのはつれあいの役目と分業している。しかし、近頃焼き方が以前のようなきれがない。
 アンは大量に残ってしまい、半分ほどは蟹味のスープに団子にして入れたが残りはハンバーグのように焼いてあった。二人で16個を食べた。

追いやる

 福島県に第一原発と第二原発があって、合計10基の原発炉がある。そのうち4基はボロボロになった状態。敦賀方面にもいくつもの原発炉が集中して存在している。なんでか。過疎の、人里離れていたから追いやって建設した。福島第一原発が壊れて放射線汚染物質をブン撒いた範囲に、いくつもの老人病院や老人ホームが存在していた。無理矢理バスで避難を強行した結果、何人もの入院していたはずの高齢者が死んだ。そうした施設も人里離れた、ところに追いやられるからだ。取得する土地の購入費が安いし、近隣からの反対が出難いという状況がある。つまり原発も高齢者収容施設も同じような状況にあったから結果的に傍にあったということだ。

選挙

f:id:nsw2072:20190310200122j:plain:w360:left 区長と区議会議員の選挙が始まりました。なんでわかったのかといったら、あちこちからスピーカーを通した女性の声が聞こえてきたからだ。町を歩けば、ポスター番が設置されていて、それぞれがポスターを貼っている。そのポスターでわかるのはほとんど苗字だけ。その人がどんな政党に属しているのか、それすらわからない。近寄っていって小さな文字で書いてあっても、議会の会派名が書いてあったりして、それが嘘つき政党なのか、真面目政党なのかわからないというのもいる。中には「無所属」と書いてあって、それがどういうスタンスに立っている「無所属」なのか、わからないというのもいる。でも、そんなのはネットで検索してみればすぐさまわかるぞと思ったら、それすらわからないのもいる。

 こりゃシステムとして間違っている。それぞれの選挙カーが何をいっているのかといえば、十年どころか半世紀一日のごとしで、名前を繰り返し、繰り返しして、「真面目に一生懸命やって参ります!」というくらいだ。あたぼうよ!真面目になんてやんねぇし、政務調査費を騙し取って美味しい4年間を目指してます!なんていったら誰も投票しない。でも、ほとんど同じ様なもんだ。これまで戦後ずっと(本当はそうじゃないけれど)政権を担ってきた自民党なら間違いがない、とか、もう三代続けてやっているんだから入れておこうなんてんで決まっていっている。
 根本的に変えていく時期が来ている。もはやこれまでと違って嘘をいってもネット上で暴露されてしまったりするんだから、もっとネットを活用するべきだし、基本的な考え方を提示させ、当選後、それに当てはまらない行動や発言があったら、それが3点を超えたら自動的に解任されてしまうというようなことがあってしかるべきだろう。しかし、今イニシアティブを執っている勢力がその立場を悪くするようなシステムを採用するわけがない。だから、やっぱり私たちがまずきちんとした行動を取らなくてはならない。それが出来ねぇんだろうなぁ。