ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

サンデー・プロジェクト

 中川の幹事長起用は多分自民党の中では毅然とした人だとして評価しているんだろうなぁ。でも、私から見ると彼は自らの腹黒い印象を与えるために日々努力をしている様に見えてしょうがない。彼は「悪代官」の役割を務めるのには実に適役。あれだけたくさんいる「越後屋」が「山吹色」を創り出すために最適な方策を巧い具合に創り出すことに腐心する姿は山形勲そのもので、これは見事。さて、ここで問題になるのは与党の中でのパートナー党のスタンスである。彼らが与党として自民党に与し続ける意図がよく分からない。彼らの支持者のどれほどが「越後屋」なんだろうか。「越後屋」が少ないんだとするとなんで「越後屋」のために活動する集団と一緒に固まっているんだろう。
 どうも格差を認めたくない人が口にするものに「非正規被用者とはいえ、中にはその立場にいる法を自ら選択している人だっているわけですから」という論理がある。じゃ、なんでそんな具合に選択した方が良いと思うことになるのか、という点を語らなくてはならないだろう。「やりたくてやっている奴だっているんだ」という言葉はその事態そのものに目を向けることをやめさせる力を持っている。
 昨年から噂に上がっていたのに、その後何も取り上げられなかった「泣いちゃえば許して貰える」とでも思っているのか・ホテルチェーンの今回の事態について、この番組とかNHK日曜討論とかの番組で全く取り上げられないのは、一体なんでだ?今更始まった事件じゃないはずで、こういう状態であれば徹底的に「泣いちゃえば許して貰える」とでも思っているのか・ホテルチェーンの全施設を検討する必要があるんじゃないのか。「スピード違反の程度問題だろう」といってさんざん叩かれた「東横イン」と比較してもなんでこんなに簡単に終わっちゃうんだ、なんてことを書くといろいろなことが起きちゃうかも知れないんだろうなぁ、きっと。後援会なんてものが複雑になっているって話だものなぁ。

知らなかった

 重慶への絨毯爆撃での被害者が日本に賠償請求裁判をしているのだそうで、先日、1月24日13時半から東京地裁103号法廷で第二回口頭弁論があったのだそうだ。こんな訴訟が立てられていることを知ってびっくりした。ま、棄却されてしまうんだろうけれど、これを報じることで、過去を忘れないという作業を続ける必要があると思う。Googleで検索すると東京新聞の過去記事しかヒットしない。

道路交通法改正

 「極東ブログ」さんのところで自転車はどこを走るかについての法改正の動きがあるということを知った。ほとんど公安がなんの指導もしないから知られていないけれど、本来的に自転車は車道を走ることになっていて、許可された歩道では歩行者が内側、自転車が外側を使い分けで通って良い、ということになっている。だけれども、自転車を全部車道から追放して歩道に移すという考え方の様だ。とんでもない話でびっくり。でもこんな法改正をしてもどうせなんの指導もないんだし、自転車に免許がいるわけでもないし、今の無灯火と同じようになんの取り締まりもしやしない。お得意の「法さえ作れば行政はやることをやっていて守らない市民が悪い」という論理だからどうせ良くなりゃしない。それは分かっているけれど、歩道で様々な事件が起きるのは目に見えている。どうも、憲法教育基本法もそうだけれども方向性が大きく反対方向に向いているよな。「え?自衛隊を海外派遣しちゃいけない?そもそもその存在が憲法違反だ?あ、そうかよ、なら分かったよ、憲法変えちゃえば良いんだろ」ってなもんだ。そんなら、車道の方は一車線にして歩道を二車線分くらいにしたらどうかね。ついでに歩道+自転車道+車道で均等割したらどうだ。そのうち「車企業の発展は社会の発展!私たちはしたたり落ちるあふれた景気で暮らします」とでもいう標語ができる日もちかいな。あ、いやもうなってるか。

サンル・ダム

 サンル川を守る会のサイトによれば 国土交通省 北海道開発局が「天塩川水系河川整備計画(原案)について」意見を募集している。この計画中のサンル・ダムは天塩川の支流、名寄川のそのまた支流であるサンル川につくろうと計画中のコンクリート重力ダム。守る会によればこのダムの建設によって集水域は天塩川全流域のわずか3%にしかならないという。そしてこのダムの建設によって、サンル川に数多く調査発見されている貴重なサクラマスの産卵床が全滅することになりかねない。北海道開発局サクラマスそのものが絶滅危惧種ではないと計画書に記載し、魚道を解決策として提案する。しかし、この「魚道」ほど現実的には役立っていないにもかかわらずこの種の建設計画では必ず有効手段の切り札の様に語られているものはない。そしてこのダムの建設計画総予算はなんと530億円。「ゼネコンの発展は社会の発展!」ですか。