ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

豪州新聞記事検索

 春先にお会いした豪州キャンベラの戦争記念館の方のお話によると豪州国立図書館では古い新聞記事のデーターベース化が終わっていて、ネット上で検索ができるはずという。どこにあるのかがよくわからなかったのだけれど、ようやくそれを発見した。「Australian Newspaper」の中で「Historic Australian Newspapers, 1803 to 1954」となっていて私が探していた時代が含まれていることを発見して狂喜乱舞。これがそのまま現物がマイクロフィルムを見るように表示されるのでもちろん写真もそのまま表記される。私にとってはこれが1970年代まで公開されるようになるともっと使いやすいのだけれど、そこがどうなっているのかはまだ判明しない。ますます机から離れられなくなる。

"TOKYO ROSE" TO FACE TREASON CHARGE.
TOKYO, Friday. Mrs. Iva D'Aquino, who is accused of bring one of the "Tokyo Rose" broadcasters, leaves to-day on board an American army transport to face traial in America on treason charges. (The Canberra Times Saturday 4 September 1948)

"TOKYO ROSE" TRIAL SOUGHT IN SYDNEY SAN FRANCISCO, Wednesday.
 To facilitate the questioning ot witnesses, counsel for "Tokyo Rose"-Iva Toguri D'Aqiiino has asked the Federal Court to hold her forthcoming trial in Sydney, Tokyo, Hongkong, and San Francisco.
The court is also being asked to subpoena General MacArthur and 43 other military officers. (The Canberra Times Thursday 3 March 1949 p.4)

 証人を呼び寄せるのではなくて、ヒヤリングに出かけるという発想だったのか。マッカーサーに召喚状?

Google Books

 様々な反響を呼んでいるgoogle booksなんだけれど、実は有り体に白状をすると私は今の今までこの機能をいじったことがなかった。例の新潮社の季刊本「考える人」のNo.30「特集 活字から、ウェブへの・・・・・・。」を読んでいて、「あ、そういえばあれは問題になっていたんだっけなぁ」と思い出したという程度のものである。何とも悠長な話で、これだけ長い時間ウェブにとりついているというのに、今の今までいじっていなかったとはあまりにも迂闊といえば迂闊である。
 で、あ、そうそうと私が文献を探しているいくつかのキーワードを戯れにぽろっと入れてみて、舌を巻いた。次から次にぽんぽん提示されちゃうのである。これまでこのキーワードでいくら探しても、結局同じ文献しか出てこなかったものが、これ知ってる?あれ知ってる?と次から次に出してくる。しかも中身を全部とはいわないが、垣間見せてくれてしまうのは大変に精神衛生上よろしく、且つよろしくない。そうしたものがあることがわかっても現物を入手するすべがなかなか見つからない。こうなると現地の図書館に出かけるしかないのだろうかということになる。しかもこれでは今まで以上に机から離れられない。

新々英文解釈研究

新々英文解釈研究(復刻版)

新々英文解釈研究(復刻版)

 今朝の朝日新聞に研究社が山崎貞の「新々英文解釈研究」を昨年復刻していてそれが意外にも売れていることが書かれていた。調べてみると「昭和40年(1965)発行の新訂新版の復刻版」という。
 私が中学三年生から高校を卒業するまで通っていた東横線菊名駅から中原街道を上った左手にあった「大下英語塾」では毎回これと岩波書店から出版されていた斉藤秀三郎著「英和中辭典」を必ず持ち歩くことが求められていた。ここの塾では平日の夜が週に一回、日曜日に一回の授業があったので、平日は学校の行き帰りの鞄の他にこうしたテキスト類を持って歩いていたわけで、何回も鞄の取っ手が取れそうになったのは当たり前といえば当たり前だった。ぱんぱんにふくらんだ学校鞄を片手にぶら下げてヨイショヨイショと歩いていたのが懐かしい。
 今回復刻されたものは解説を見ると「昭和40年(1965)発行の新訂新版の復刻版」だということだから、私が持っていたものはこの前の版だということになる。セクションの頭に例文が載っていて以下にその解説と例文が載っていたような記憶である。今すぐに思い出すのは「The sooner you do it, the better it will be.」だろう。あの塾ではなんでも繰り返し口に出して覚えるということを要求されて、それがとても役立った。
 遊びたい盛りの思春期で、何度も辞めたい、そして学校の友達と遊びたいと思ったことか。辞めなくて本当に良かったと思い始めたのは仕事についてしばらく経ってからのことだった。この本の記事であの頃のことを思い出した。中島君や塙君はどうしていることだろう。

石原慎太郎 産経新聞

 先週の金曜日の定期会見で東京都の石原慎太郎が「載っているから見てください」といった彼の投稿がmsn産経ニュースでも読むことができる。→ 【日本よ】石原慎太郎 我、敗れたれども(2009.10.12 02:52)
 先週の金曜日の会見と殆ど変わらない。だから、わざわざ全文をここに引くことはしない。ただ、最後のところだけはここにおいておこう。この時点では猪谷千春IOCに謝罪を入れるという自体は想像がついていないから触れられていない。

 私は敢(あ)えて受けて立つが、オリンピックを志して敗れたということだけでそれを主唱した首長をいちいち非難していては、もう誰もオリンピックを口にする者はいなくなるだろう。世界の失笑を買いながら、夢を見ようとしない国家民族の末は知れているとしかいいようない。(msn産経ニュース 2009.10.12 02:52)

 事ここに至っても彼は自分が非難される理由の根本的意味合いがわかっていない。そりゃわからないからこそやっていけているわけだけれど。
 彼がいう「世界の失笑」は何故に私たちは買っているのだろうか。私たちのどこが「世界の失笑」を買っているのだろうか。こんな首長を戴いているところか?
 「国連という怪しげな組織」という表現をする彼の意味づけはどこにあるのか。「国連の理想に感銘し巨額の資金を提供していながら存在感の薄い日本の姿。理念を一途に信じるのが愚かとはいわぬが、それだけでは、ことは自らのために動いてはこないという怜悧(れいり)な認識をもたなくては何を獲得することもありはしまい」という論理に至っては負け犬の遠吠えのとばっちりか。あるいは彼はリビヤのカダフィか。
 なんだか在ドイツの日本人自称ジャーナリストではないが、政治基盤の大きな変革期にあって、どんなスタンスを取って良いのかわからなくなってきてしまっているのではないだろうか。殿!お気を確かに!

MLB

 昨日の夜はBS-Fujiの「欧州鉄道の旅」がルツェルンからルガーノへ向かう「ウィリアムテル・エクスプレスの旅」というやつで、前半を見逃してしまったのでルツェルンの街を見ることができなかったのだけれど、この辺は一度は遊びに行ってみたい街だ。
 見終わったら突然に眠くなり、これに耐えて起きていることの意味が見いだせなかったので、すぐさま布団に潜り込んで寝てしまう。目がさめたら午前1時半でテレビをつけてみるとALDSの試合が始まっていた。
 Red Sox v.s. Angels:第3戦@Fenway Parkはこれまでの2試合で1点しか取れていないRed Soxが前半で早くも5点を取って5-2でリード。
 7回に辛うじてピンチを乗り越えたRed Soxは8回にも二死2-3塁のピンチで投手には四人目のPapelbonを投入。Riveraに初球をセンター前に打ち返されてしまってとうとう1点差に追いつかれてしまった。やばいぞ!こんな時、立ち上がりの安定しない松坂は使えないものなぁ。結局一塁ランナーを牽制で刺して8回裏の攻撃に移る。
 Red Soxは1点を加えて6-4と2点をリードして9回表。ところが頼みのPapelbonが微妙なコントロールが狂う。二死を取ったにもかかわらずあれよ、あれよという間に打たれてしまい、ついに3点取られて逆転。Red SoxはなんとPapelbonを諦めて、岡島でようやくチェンジ。その裏、三者凡退。Red Soxらしからぬ戦いでsweep負け・・・。
 NY YankeesもMinnesota Twinsをsweep!折角エクストラをやってやってきたというのに、Twinsはなんにもできずにものの見事に粉砕されてしまった・・。
 昨日雪で順延になったデンバーは天気予報では曇りだけれど、温度は上がっていないみたいだし、昨日の雪はどうなっているのだろうか。web cameraで見ると殆ど雪の残りは見られていないようだけれど。そういえば富士山も既に雪を頂いているようだ。