ほぼ足りてまだ欲 その先

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新々英文解釈研究

新々英文解釈研究(復刻版)

新々英文解釈研究(復刻版)

 今朝の朝日新聞に研究社が山崎貞の「新々英文解釈研究」を昨年復刻していてそれが意外にも売れていることが書かれていた。調べてみると「昭和40年(1965)発行の新訂新版の復刻版」という。
 私が中学三年生から高校を卒業するまで通っていた東横線菊名駅から中原街道を上った左手にあった「大下英語塾」では毎回これと岩波書店から出版されていた斉藤秀三郎著「英和中辭典」を必ず持ち歩くことが求められていた。ここの塾では平日の夜が週に一回、日曜日に一回の授業があったので、平日は学校の行き帰りの鞄の他にこうしたテキスト類を持って歩いていたわけで、何回も鞄の取っ手が取れそうになったのは当たり前といえば当たり前だった。ぱんぱんにふくらんだ学校鞄を片手にぶら下げてヨイショヨイショと歩いていたのが懐かしい。
 今回復刻されたものは解説を見ると「昭和40年(1965)発行の新訂新版の復刻版」だということだから、私が持っていたものはこの前の版だということになる。セクションの頭に例文が載っていて以下にその解説と例文が載っていたような記憶である。今すぐに思い出すのは「The sooner you do it, the better it will be.」だろう。あの塾ではなんでも繰り返し口に出して覚えるということを要求されて、それがとても役立った。
 遊びたい盛りの思春期で、何度も辞めたい、そして学校の友達と遊びたいと思ったことか。辞めなくて本当に良かったと思い始めたのは仕事についてしばらく経ってからのことだった。この本の記事であの頃のことを思い出した。中島君や塙君はどうしていることだろう。