ほぼ足りてまだ欲 その先

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夢話

 今朝の夢はかなりの迫真ものだった。
 クルーバッグという鞄がかつて良く流行った。革でできた四角い鞄で上に両方からのふたが出てきてその真ん中に開いた穴から取っ手が出てそれをつかんで下げるという奴で、(画像をお見せしたいのだけれど、あれが一体全体鞄業界ではなんと呼ぶ鞄だったのかがわからないので見つからない)書類だったら縦にしてがっぽり入る。
 その鞄の中に薄型のパソコンと、書きかけの原稿とそれに絡んだ資料の類を入れて、なぜか私は学校に行った。研究室なのかトイレなのかよくわからない部屋がたくさん並んでいる建物の中に入る。各部屋は三畳間ぐらいの広さがあって、誰でもが使えるようになっているらしくて、がらがらと扉を開けると、パブリックなスペースにしてはしっとりとした雰囲気にできている。やれやれとその鞄をおろして、友達を探しに行くのだけれど、見つからない。
 どこに行ったのかと思いながら戻ってくると廊下に、私のその鞄が放り出してある。あれっ!急いで周りを見回すと、パソコンを入れていたケースも空になって転がっている。ということは、と鞄を見ると、ものの見事に空っぽだった。やられた!あ、でも、パソコンは立ち上げのパスワードが設定してあるから使えないはずなんだけれど、そういうものを狙う奴はそんなもの、簡単に解除しちゃうんだろうなぁと悲嘆に暮れて目が覚めた。
 悲嘆に暮れてさめた朝は実にがっくり来てしまうのだ。