ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

国会開幕

 いろいろ面白そうなことが起こりそうな今度の国会で、代表質問でどんな舌戦が交わされるのか楽しみだった。冒頭の質問は民主党岡田代表。小泉三世議員(自民党の二世・三世議員は全体の70%にものぼるという説がある。尤も民主党だって結構居て、さすが元の根は一緒だなと思わせる。)はまたいつものような木で鼻をくくった答弁に終始。
 いつもと違っていたのが岡田だった。再度登壇して「はぐらかさせずにきちんと答えて欲しい」とただすと小泉三世は「私は質問されたこれこれの項目に対してきちんと答えておる」と宣言。45分以上も停滞。議場調整係が寄り集まって協議すれど、挙げ句の果てに登壇してまたもや「きちんと答えた」と居直る。民主党は議場退出。
 ま、今更二宮金次郎を持ち出す武部のごますり質問を聞いても仕方がないことは確かではある。彼は「目を覆いたくなる現在の日本社会」というけれど、そして「正社員比率がこんなに下がっているじゃないか」というけれど、そんな風潮への道をひたすら走る上で君らがやっていることがどんなに影響しているか分かっていないだろ?と、そのまま熨斗(のし)をつけて返してあげたい。
 これでまた「出て行ってしまって議論に加わらなかったのは民主党じゃないか!」と三世はいうんだろう。うんにゃ、答えなかったのはあなたである。美しい言葉を羅列するのはとても耳障りが良くて、ウン、ウン、といっているうちに時間は経つ。武部の質問に対する三世の答弁後休憩に入ってしまった。「鋭意努力してまいる所存であります」なんちゅう答弁はこんなところで云ってもなんの意味もない。こんな質疑応答なんだったらやらなくてもいいものなぁ。英国や豪州のベンチでの応酬を見ると面白いけれどねぇ・・・。
 後からテレビで見ると小沢一郎岡田克也に「この際、議場から退出しよう!」と(実際にはなんていっているのか聞こえないけれど)しきりに声をかけているようであった。
 しかもテレビ朝日系のニュース系ではしきりに「どうも永田町界隈では事前に、今日は面白いことが起こるよ、と噂されていた」と語られている。それで再開後の三世のあのにやにや笑いに説明がつくということだろうか。もし、本当にそうだとするとこんなふざけた話はないのだが。