ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

安倍晋三

 このタイトルで書くのはもう何十回目なのでしょうか。
 安倍晋三は今日の参議院の我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会からは出席要請がなかったからと云って、大阪へ行き、ミヤネ屋の番組に生で出演し、かつてやしきたかじんがやっていた「なんとか委員会」の収録に出たという。
 なんでも国会の委員会は質問者からの使命がなければ出なくて良い、むしろ出てはならないらしいのだけれど、だからって、よりによって讀賣テレビのこんな番組に出るとはなんちゅう不謹慎ならん。
 尤も参議院本会議もあって、そっちは航空法の一部を改正する法律案(つまり、ドローンの規制 全会一致で成立)(閣法第75号)と内閣の重要政策に関する総合調整等に関する機能の強化のための国家行政組織法等の一部を改正する法律案(相互に事務を保管する)(閣法第54号)の採決があった。
 これも担当大臣が出席していれば良いらしくて、ひな壇にはほとんど大臣が並んじゃいない。
 副総理という肩書きの麻生太郎は今頃スーツの上にパナマを被ってG20に行っている。
 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会の方は中谷と岸田がいて、中谷は、共産党が掘ってきた統合幕僚長(昔でいったら元帥に相当するらしい)が昨年12月17~18日にアメリカへ行って、あっちのオディエルノ米陸軍参謀総長に安保法案の成立見通しを問われ、「与党の勝利により来年夏までに終了と考える」と答えていたという報告書が防衛省内に存在しているという件について、蓮舫議員に追及され、なんと河野本人とは会ったけれど、その書類の存在については確認しておらないという、大馬鹿のコンコンチキな返答をした。そんなわけがあるはずもなく、とにかくとぼけるという稚拙な手段に過ぎない。
 ミヤネ屋は橋本五郎、元NHKのヨイショ男・手嶋龍一、日テレ記者・青山和弘なんてところが出ていたらしい。私は見ていないから知らない。
 こんなぼろぼろな状態でも自民党と、平和の党公明党は強行するつもりでいる。
追記
 日経新聞にこんな記事が載っている。

 参院平和安全法制特別委員会の鴻池祥肇委員長(自民党)は4日の理事懇談会で、安全保障関連法案を審議していた同日午後、安倍晋三首相が大阪を訪れテレビ出演したことについて「一国の首相としてどういったものか」と不快感を示した。
 理事懇談会では民主党北沢俊美氏が「そんなに暇なら、毎日でも特別委に出てきて一生懸命に答弁すべきだ。真剣度が足りない」と抗議。自民党は「政府に説明を求めている」と応じた。
 民主党幹部は「首相は国会を軽視している。明確な説明と謝罪がなければ、今後の審議にも影響する」と批判した。(日経新聞2015/9/4 23:06)

 ということは、答弁要請がなくても委員会に出席することはできるということだろう。ということはとんでもない行為ではないか。