ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

公営の風呂

 いつものパターンであるが、「あぐりの湯」にあがる。風呂は土曜日のせいか、結構な入りである。上がってきて涼んでいると大型のバスが着いて中から卓球かバトミントンとおぼしきユニフォームを着た男女が大挙して入ってくる。入れ違いに出てきた連れ合いがどっと入ってきたので慌てて出てきたという。500円の料金とこの景色を考えるとこの界隈で人気なのもうなずける。第2第4火曜日が休み。ここの最大の売りは浅間山を右に見て連なる山々を一望に見渡せるという広大な景色である。いつもは大広間のような畳敷きにごろんと横になっていぎたなく眠ったりするが、今日は連れ合いと二人で大きなガラス戸の真ん前に座って流れる雲が見せてくれる山の表情の変化に釘付け。浅間も雲がかかると手前にあるギザギザの稜線が見え、これまで見た事もない雰囲気である。山は霧や雲がかかるととても立体的に見えるものなのだと知る。雲一つない青空の下では山は非常に平面的に見えてしまうんだなぁとこの歳で始めて知った。戻ろうと走り始めるとどこをどう間違えたのか、来た事のない地域に入りこんでしまう。細い道が交差するところにある道標もどちらを見ても見ても聞いた事のない地域の名前が書いてある。あれ?あれ?といいながら走るうちにようやく浅間山が見えて、今どこら辺にいるのかがわかった。帰り着いてポトフのような野菜の実だくさんスープを煮る。涼しいと食べるものの種類が増えて良い。暑い時は冷たくした麺類にばかり手が伸びるのだけれど。