ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

小さな万年筆

 無印良品に入って文具のところでアルミ丸軸の万年筆を買う。¥1,155.-短いカートリッジが入っている。その純正カートリッジは売っているのだけれども、なぜか売り場に置いていない。実習と書いた札をつけている店員さんにお伺いすると、レジにあるからとって来るという。1ダース下さいといったら8本しかないという。そうか、なくなっちゃったらどうするんだろうと、他のメーカーのもので互換性のあるものがあるのかと聞く。彼はまた走っていく。「モンブランの短いカートリッジだったら互換性があります」という。ならばと万年筆のみを買う。伊東屋に戻ってカートリッジを買おうと思っていたのに、なんと忘れた。この万年筆はキャップが後ろにちゃんと刺さるのだけれども、そうするとめったやたら長い!長すぎてバランスが悪い。キャップはずしているとバランスがとれているのに、キャップをつけるともてあますのだ。先日のペリカン・futureではないけれどキャップをはずしてどこかに置いている、あるいはどこかに放り出しているのが不安でイヤなのである。ペン先は堅くてFという感じ。それにしてもアルミというのは柔らかいので加工しやすいのだろうか。このキャップがピチン、ピチンとかっちりはまり、すっきりするのである。
 今日のテレビ東京の夜のニュース番組で土橋さんというウェブで文房具のことを書いておられる方が銀座の「五十音」を紹介していた。その時に万年筆はペン先が細いものが流行っているんだと仰っていた。こういう方がこう仰るので、どんどん太いペン先を提供する人が減るのだろうか。
 私は違う説を立てちゃう。これから団塊の世代が使いたくても使えなかった万年筆を入手しようとする。もちろん既に老眼になっているのだから、小さい細かい字を書くことはなかなかきつい。だから、ゆったりとした紙に、ゆったりと太いペン先で書くことになる。それに、それまでの生活でいったら「非日常」であるはずの、そんな太いペン先の万年筆を持ちたい、と思うのだよ。さて、どうだろうか。