ほぼ足りてまだ欲 その先

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米国産牛肉おいしい?

 米国産牛肉が制約つき解禁となって以降、どうなっているのか、という取材報告をどこかのテレビで見た。ハナマサはカナダ産の牛肉を入れた。もう品切れている店があるので、近々また輸入するという。航空便で入れているという。だからすぐに来たけれど安くはない。
 焼き肉屋のシーンではやらせなのかどうか知らないが、ノー天気な母親が小学生の息子を横に置いて「おいしかったぁ〜!もっと安くなるという事ないんだけれどね!」とあっけらかんに発言。おまけにそのガキまでが「柔らかかったぁ〜!」と屈託がない。コメントをする人たちの中に何人か「もうしばらく様子を見ます」といっているのがいた。そんな簡単に結論の出る話じゃない。なんだ、やっぱりこのBSE対策の話は浸透していない。献血の場ではBSEが発生した英国にある一定の期間出入りした人はその危険性があるといって献血の受付で撥ねている事をご存知・・・・ないだろう。(そんな簡単に様子を見て踏み切るのであれば今すぐに踏み切っても同じですよ、お客さん。)
 しかし、BSEの危険性を抱えたまま、政府は米国産牛肉を導入し、業者は自社名を出して、しかも店長は自分の名前まで出して正々堂々と「これからも輸入します」とコメントしているという事は、私たちは自分の身を守るためには自分でその安全性を見極めなくてはならないという事である。
 そうだとすると、大丈夫だと見極めるために集まって議論してきた「有識者」の方々はいったい何をしたというのだろうか。厚生労働省という高級官僚の集まりはいったい何をしている事になるのだろうか。それは行政というものが何のために存在しているのか、ということである。いったいなんのために私たちは税金というものを納めてこうした機構を維持しているというのだろうか。自分たちの生活や命を守ってくれるわけでもないのである。不思議すぎないだろうか。